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ミュシャ展と歓送会 [美術展]

「ウェイヴァリー自転車」の広告。

おしゃれです。 まさにアール・ヌーヴォー。

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少し前のことになりますが、京都駅ビルの美術館美術館「えき」KYOTO に「知られざるミュシャ展 -故国モラヴィアと栄光のパリ-」を見に行きました。

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今回のミュシャ展は、彼の故郷である、チェコのイヴァンチッツェ近郊の住む医学者ズデニェク・チマル博士の個人コレクション。博士は親の代より長年にわたりミュシャを収集されてきたとかで、日本でのチマル・コレクションの公開は初めだそうです。

 

 

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 ミュシャの出世作です。
1895年新年、ポスターがパリの街頭に貼り出されるやいなや、ミュシャは一夜にしてパリ 中の話題をさらい、画家として一気にスターダムにのしあがったのだそうです。
ジスモンダ(部分) 1894年 

 

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ミュシャは、オーストリア帝国の支配下にあった南モラヴィア地方(現、チェコ共和国)のイヴァンチッツェの生まれ。

ウィーン、ミュンヘンで美術を学んだ後、パリに出て下積み時代を過ごしていたそうですが、ジスモンダのポスターで彼の人生が変わります。

そして1900年のパリ万国博覧会でもパビリオンの装飾を任されるなど、アール・ヌー ヴォーは別名「ミュシャ様式」とも呼ばれるほど、アール・ヌーヴォーの旗手としての地位を不動のものにしました。

 

 トパーズ(部分) 1900年 
 

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日本においても与謝野晶子や藤島武治をはじめとした文学、美術界に大きな影響を与えたといいます。
ヒヤシンス姫(部分) 1911年 
 

 

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商業的成功を収めたミュシャは、1910 年、故国モラヴィアに帰郷。

1918年のチェコスロバキア共和国成立にあたってはほとんど無償で、紙幣、切手、国章などをデザインし、故国に献身的につくします。

さらにプラハ市庁舎ホー ルの装飾も引き受けるなど、あらゆるジャンルにわたり多芸多才ぶりを発揮。

椿姫 1896年  
 

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シェルフレール香水店のシルヴァニス・エッセンス の広告 1899年

こんな広告、いいですね…




ミュシャのリトグラフにすっかり魅了され、パリの街を想いつつ、フランス料理を食べに行きました。

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Ailes 新町(エール シンマチ)さんは、 新町仏光寺にあります。四条烏丸から歩いて5~6分でしょうか。

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フランス料理を食べに行ったというのは本当ですが、実は歓送会。ここんところ、うちのチームの宴会は、伊・西・仏・和のお店をローテーションで廻ってる感じです^^;

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シェフのアミューズ

ここのお店、とにかく料理が美しいんですよね。本格的というよりは、ライトフレンチのお店。

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海の幸のガトー仕立て

色鮮やかで、食べるのがもったいなくなりそうなこの料理。ガトーは「ケーキのような丸い形」という意味。鯛やサーモン、帆立といった海の幸、色とりどりの野菜が使われています。

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食べても食べても、鮮やかな色が絶えません。

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岡山の地鶏とフォアグラ

デザートにコーヒーがついて、お酒を含めても一人3800円。飲みもを含めても5000円を切るくらい…。

美味しいし、見た目も華やかだし、そして、なかなかコスパの良い財布に優しいお店です。

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デザート盛り合わせ

この日も異動で他部署へ移る女性を中心に、一緒に仕事した6年間の思い出話でアッという間に時間が過ぎて行きました。

3月、春とともに異動の季節もやってきました。この日も夜遅くに花束を持った方を何人も見かけました。

また4月からは新しい仲間を迎えます。一から信頼関係を作って行かなくちゃと思うとたいへんだけど、新しい個性と出会えると思うと、少し楽しみでもあります。 

もう来週は4月、新たな職場や学校に行かれる方、がんばってくだいね。


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知られざるミュシャ展 -故国モラヴィアと栄光のパリ-
3月31日まで 美術館「えき」KYOTO


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yakko

お洒落ですね〜〜〜(*^_^*)
by yakko (2013-03-28 10:59) 

風来鶏

ミュシャの絵が、ワインのラベルになったものがありませんでしたっけ?!
by 風来鶏 (2013-03-28 13:44) 

バニラ

リトグラフもとってもすてきだけど、そのあとの集まりはもっと素敵かも♪
女性好みのおしゃれな料理が並んで、飲み物も入ってそのお値段だなんて、
信じられませんね。
by バニラ (2013-03-28 20:03) 

pandan

来週は新年度のスタートですね。
おいしそうな料理〜
by pandan (2013-03-29 05:57) 

ラブ

ミュシャ、好きです。
京都駅かぁ…、でも今、お花見でえらい人でしょうねぇ。

by ラブ (2013-03-29 17:58) 

ぴーすけ君

アール・ヌーヴォー、古いのに斬新で大好きです。
by ぴーすけ君 (2013-03-29 20:08) 

ryuyokaonhachioj

海の幸のガトー仕立てが、可愛くて美味しそうです。
by ryuyokaonhachioj (2013-03-30 06:14) 

ヤッペママ

ミュシャ・魅力的ですね。

by ヤッペママ (2013-03-30 08:33) 

ヤッペママ

私もミュシャ・好きです。
by ヤッペママ (2013-03-30 08:34) 

めい

絵も然ることながら
お料理も芸術ですね
食べてしまうのが勿体無いくらい
でも食べちゃったんですよね~(笑)


by めい (2013-03-30 13:52) 

dezire

こんにちは。
私も六本木ヒルズ・森アーツセンターギャラリーでミシャ展を見てきました。
ミシャ展に出品されていたたくさんの作品を思い出しながら、
ブログを読ませていただきました。
『ジスモンダ』、は非常に繊細な表現の斬新な作品だと思いました。
ほかにもたくさん魅力的な作品がありましたが、油彩画では、
『ヤロスラヴァ』にミシャのチェコ人としての誇りを感じて心に残りました。

私も今回展示されていたミシャ展の作品を見て、ミシャの作品の魅力を私なりにまとめてみました。
ぜひ読んでいただき、ご感想、ご意見などどんなことでも結構ですから、ブログにコメントなどをいただけるとうれしいです。

by dezire (2013-04-24 10:57) 

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