高千穂峡 [日記]
先週の火曜日から木曜日まで、ちょこっと九州に行ってきました。
初日のランチは高千穂峡で冷や汁をいただきました。蒸し暑い中、するするっとお腹に入っていきました^^。
朝一番、7時半伊丹発の飛行機で熊本へ。そこでレンタカーを借りて、まずは70kmほど離れた宮崎・高千穂峡に向いました。
台風12号の動きをにらみながら、月曜日~水曜日の予定を一日ずらした (ずらさなかったらなかったら日曜日の甲子園ナイターの翌日の早朝出発になるところでした。) のですが、この台風の残骸の低気圧が湿った空気を南から吸い込んで、九州南部はどんよりとした空模様でした。
熊本空港から1時間と少しで高千穂峡に到着。峡谷の一番奥の駐車場に車をとめて、すぐ近くの橋から眺めてみると、きれいな滝が見えました。僕にとっては初めての高千穂峡です。
岩肌を縫うように落ちているのは玉垂の滝(たまだれのたき)。
天村雲命(あめのむらくものみこと)という神様が天孫降臨の際に、この地に水がなかったので天上から水種を移すと、その水は真名井(あまのまない)として湧水し、やがてこの玉垂の滝となり、おのころ池を経て真名井の滝となって流れ落ちている、のだそうです。
その”おのころ池”にはなぜかチョウザメが泳いでいました。
高千穂峡の唯一の見せ場ともいえる”真名井の滝”の周辺の遊歩道は人であふれていました。中国からの団体さんと鉢合わせしてしまったようなので、とりあえずスルーして先へ進みました。
大型バスは峡谷の奥の方の”真名井の滝”近くの駐車場には入ってこれず、バスは峡谷より高いところにある駐車場にとまっているようです。駐車場から真名井の滝へは下りだけど、駐車場へ戻る時の上りは、特に夏場はかなりきつそうです。
このあたりの柱状節理は「仙人の屏風岩」と呼ばれるようです。
遊歩道には説明板がありましたが、「屏風面の岩を屏風岩と呼ぶ」というのは、そうなんだろうけど、かなり粗い説明だと思うのは僕だけでしょうか…^^;
「付近一帯」を見て回った後に、”真名井の滝”のところに戻ると、人も少なくて絶好のシャッターチャンス。昼前になって、お天気もだいぶよくなってきました。ここは時間や季節で光や周囲の様子が変わるだろうし、写真撮影ポイントとしてすばらしいところですね。
高千穂峡には自分で漕ぐ貸ボートがあって間近から滝が見られるということですが、6月3日から増水で1カ月以上運行中止になっていました。(7月30日に再開されたそうです。)
行ったことのある人からは、ボートのぶつかる音がコン・コン・コンと響いていたと聞いていたので、ボートが無い状態の峡谷を見ることができたのは逆によかったのかもしれません。この日は平日でしたが、ボートの順番待ちもけっこう長くなるときがあるみたいですから…。
一通り見終わったので、駐車場の近くでランチをとることにしました。選んだのは一番奥の方にあった「おのころ茶屋」さん。そうめん流しが4レーンあります。
でも、そうめん流しに興味はなくて、冷や汁を食べたかったのですが、メニューにはシールで書き足した感が…
聞いてみると、近隣のお店はインスタントの冷や汁を使っていて年中出している。当店は手作りで夏場の限定メニューだったが、がんばってGW頃から出すようになった。そうです。年間メニューじゃないから、メニューではこういう扱いだということでしょう。
でも、確かに美味しかったです。それほど食べ比べた経験があるわけではありませんが、なかなかけっこうな冷や汁でした。
高千穂峡の後はせっかくなので周辺をまわることに。
まずは高千穂神社へ。天孫降臨時代からこの地で続いてきた神社ということでしょう。
そのあと、高千穂の市街からは少し離れた天岩戸神社へ向かいました。
現在の天岩戸神社は東本宮と西本宮の2社から成るようですが、一般に天岩戸神社と呼ばれるのは西本宮。そして天照大神(アマテラスオオミカミ)がお隠れにになったという「天岩戸」は西本宮から岩戸川を隔てた対岸にあって、社務所で申し込めば神職の方に「天岩戸」の対岸に位置する遥拝所へ案内してもらえます。(下の写真は西本宮)
僕も遥拝所(撮影禁止)から「天岩戸」の方向を見ましたが、なんとなく窪みのようなものは見えましたがその形はよくわかりませんでした。
西本宮から岩戸川に沿って10分ほど歩くと、天照大神が岩戸にお隠れになった際、暗闇となった地上に光を取り戻そうと八百万(やおよろず)の神が集まり相談されたと伝えらえる、"天安河原”へ行くことができます。
突然目の前に現れた天安河原。思ってた以上に大きな空間でした。おそらくは天照大神がお隠れになった”天岩戸”も、こうした洞窟だったんでしょうね…。
洞窟の中には天安河原宮があり、なんとも神々しい雰囲気のところでした。
ここのところ年に一度は必ずある、古事記(の物語)を読みたくなる季節がやってきそうです^^。
ちょこっと九州ですか、いいですね。高千穂峡は行ったことがありません。
by JUNKO (2015-08-07 11:42)
高千穂峡
TVで見たことがあります
涼しいでしょうね
by ミーミー (2015-08-07 12:29)
いつもご訪問ありがとうございます(*^-^*)
私も行ったことがあり♪そのときも真名井の滝のボートは雨で乗り場が浸水してて運行中止でした(^^”
天安河原はほんとに不思議な雰囲気をかもし出してる場所ですね♪
冷汁、具がたくさん入って美味しそうですね♪
by ちぃ (2015-08-07 13:13)
高千穂の人達は、スズメバチ(成虫)を食べる習慣があったと思いましたが、メニューにありませんでしたか(^^;;
by 風来鶏 (2015-08-07 13:32)
こんばんは。
高千穂峡 ! 懐かしいです !!
by yakko (2015-08-07 19:21)
人のいない風景を撮りたいと思う方なので、人のいない渓谷の写真、どれも撮ってみたい!と感じました。
人が実際にいるかどうかは季節要因もありますし、天気にも左右されるので、運の面が大きいですが。
冷や汁はこの季節ならでは、ですね。
by kou (2015-08-07 21:40)
こんばんは。まいど訪問おおきにです。
高千穂峡はホント美しいですね。また涼しげで冷や汁とともに宮崎で夏の涼を楽しんでこられたのですね。
by オカジュン765 (2015-08-07 22:03)
パワースポットですよね
以前から行ってみたい場所だったので、興味をそそられました
冷汁もすごくおいしそう ^^
by よいこ (2015-08-09 16:02)
古事記はよく読みましたが、ここにはまだ一度も行ったことがないんです。
いつか行ってみたいところです・・・
by めぎ (2015-08-10 03:15)