大和文華館 白描の美 [日記]
今月の初めですが、奈良の大和文華館で開催の白描の美という展覧会に行ってきました。
大和文華館、名前を聞いたことはありましたが、行くのは初めて。
近鉄学園前駅の閑静というか大きな家が並ぶ住宅街を歩いて10分もかからないくらいのところに大和文華館はありました。
昭和35年(1960)、近畿日本鉄道(近鉄)の創立50周年を記念して開館した大和文華館は、蛙股池という大きな池をのぞむ高台にあって、文華苑とよばれる自然苑に周囲をかこまれています。
近鉄の五代目社長であった種田虎雄という人が、京都・奈良・伊勢といった歴史ある地域に鉄道を敷設している会社として、日本美術の素晴らしさを世界に向けて発信できる施設を目指して作られたそうです。
高台の緩やかなカーブを登って見えてくる本館は、桃山の建築をイメージさせる海鼠壁(なまこかべ)の建物。
中は明かり障子から差す柔らかな光につつまれた庫裡風の廊下がひろがりその先に展示場があります。展示場中央に竹が植えられた中庭があって、ここから自然光が入ってくる、とても落ち着いた雰囲気の美術館でした。
白描とは、墨線を主体にモチーフを描き出す手法。平安時代後半から密教で仏を描くのに用いられ、その後も歌仙や物語を描く技法の一つとしても取り入れられ発展したそうです。確かに白描の持つ素朴というか繊細な表現には、彩色画とは異なる美しさがあるように感じました。
この日は、徳川美術館学芸部長の四辻秀紀氏による、「流麗な墨線で描かれた歌仙絵・物語絵」という講演会があったので、聞かせていただきました。
この日は2月5日。梅の花もまだ少し早い感じでしたが、美術館周囲の文華苑には、梅の香りがしていました。
大和文華館、とても落ち着いた環境の中で、静かにゆっくりと楽しめるすばらしい施設でした。
桜も楽しめそうなので、また行ってみたいと思っています。
今週はバレンタインデイでしたね…
うちのチームには、このようなおみくじ筒が持ち込まれ…
中はこんなチョコレートが入っていて…
チョコの包み紙の裏側を見ると"大吉"でした。 恋愛運が上昇中なんだとか…^^;
奈良まで〜
良いですね。^^
梅も見れたし、おみくじも大吉!!
良い事あるかもね。^^
by hatumi30331 (2017-02-20 09:58)
静かないい雰囲気の場所ですね。機会があったら訪ねてみたいです。
by JUNKO (2017-02-22 15:57)
白描の美、すてきですね~。
by ぴーすけ君 (2017-02-23 11:41)