生誕150年 横山大観展 [日記]
京都では6月から7月にかけて開催されていた『生誕150年 横山大観展』。彼の絵がそれほど好きというわけではないのですが、内覧会と会期中に2回の計3回も足を運びました。
というのも、入れ替えが多くて少なくとも前後期の2度は行かないと全体を見られないので…。京都の近美は狭いのでしょうか。東京展も入れ替えがあったようなので広さだけでの問題ではないのかな…
明治になって日本画の新しい表現を模索したという大観。東京美術学校の1期生となり、校長の岡倉天心の指導を受けました。そこで出てきたのが「朦朧体(もうろうたい)」。輪郭線を描かずに、濃淡やぼかしで空気や光を表現するものですが、なんだか絵としての力が感じられずに僕はちょっと苦手です。
会場には1910年のハレー彗星を描いた作品や、旅先で見たナイアガラの滝と万里の長城を金屏風に描いた作品もあって、創作に対する意欲は伝わってくるものがありました。
横山大観 群青富士 1917頃 静岡県立美術館蔵 上:右隻 下:左隻
僕の横山大観のイメージはこの作品。群青の富士と残雪の白が鮮烈ですね。簡潔な構図ですが富士山の形はおおらかさを感じます。琳派的な色彩が安心してみていられます。
紅葉 1931 足立美術館蔵 上:右隻 下:左隻
今回の見どころは、この『紅葉』と下の『夜桜』の屏風だったように思います。迫力がありました。
「夜桜」 1929年 大倉集古館蔵 上:右隻 下:左隻
いずれも昭和になってからの大作。This is 横山大観! というのがぴったりでした。入れ替えがなくて一同に見ることができたらもっとよかったのですが^^;
おはようございます。
芸術の秋ですね〜 素晴らしいです(^ ^)
by yakko (2018-10-10 08:49)
入れ替えするほどの内容があるのでしょうね。一堂に会したものを鑑賞する機会があるといいですね。
by JUNKO (2018-10-10 11:25)
近代日本画の巨匠ですね。当初は日本画壇からは批判が多かったが、海外で認められて、日本での確固たる地位を固めたのですね。
by たいちさん (2018-10-11 13:48)
私も後期の方を観に行きました!
(前期も観たかった〜〜>_<)
by ikuko (2018-10-12 12:36)