wechat pay [日記]
今回の出張でwechat pay(微信支付) を使ってみました。
中国はキャッシュレスの先進国。スマホとQRコードでの決済がどんどん進んでいます。出張者とはいえ、小銭での買い物がだんだんやり辛くなってきたので、スマホ決済をやってみました。
中国に遅れてキャッシュレスが始まった日本では、後進であるが故にかいろいろなサービスが乱立していますが、中国ではwechat pay(微信支付) とアリペイ(支付宝)のどちらかを持ってれば、決済に困ることはありません。
今回はwechat pay を使ってみた感想です。
まずはスマホのアプリをインストール。アプリはApp Store, Google Play ストアからダウンロードできます。
登録には電話番号が必要ですが、日本の携帯番号でもだいじょうぶです。手続きを進めるとショートメールが送られてきて、その確認コードを入力すると、とりあえずアカウントは開設できます。その後に決済の時に使用する6桁の暗証番号を設定します。
このあと中国に銀行口座を持っていればその口座を、持っていなければ国際クレジットカードの番号を登録することで本人確認が完了です。ただしこのときのクレジットカードは本人確認のためだけのようで、このカードからチャージすることはできません。つまり中国の銀行口座が無い限りチャージができないので、支払いには使えないということになってしまいます。
中国の銀行口座を持たない人のwechat pay へのチャージの方法は、以前は「知人から送ってもらう」のが簡単だったようですが、今年2月頃からはできなくなったようです。ルールが突然変わるのが中国。こればかりは国が違うので仕方ありません。
今回僕が利用したのは「ポケットチェンジ」でした。元来は海外旅行で持ち帰った不要な外貨(紙幣や一部通貨の硬貨)を入金して電子マネーに変換してくれるサービスです。例えると、持ち帰ったドルやユーロの硬貨は銀行では両替できないけれど、このポケットチェンジに硬貨を入れると、エディなどの日本の電子マネーに入金してくれる、といった感じです。
日本に来た外国人旅行者が余った円硬貨を自国の電子マネーに替えるためか、日本各地の国際空港に設置されているようですが、京都駅の日本旅行さんの中にも1台設置されていました。
まずはスタートボタンを押して、
中国のwechat pay (右端)を選びます。
500円硬貨を入れてみました。
26.48元と交換できるようです。
するとレシートが出てきます。
↓こんなQRコードのあるレシートです。
wechat payのアプリを立ち上げて、このQRコードを読み込むことでチャージができるわけです。
アプリ上でもこんな感じでチャージ完了が確認できます。
次は中国のお店での使い方です。
まずはセブンイレブンなどの大手での使い方は、アプリを立ち上げて自分のバーコード・QRコードをレジで読み取ってもらうだけ。めちゃ簡単です。
決済が完了するとアプリでも直ちに表示されます。
お店のレシートにもwechat payで支払った旨が印字されています。
アプリ上で履歴も残ります。
次にもう少し小さな商店の場合は、レジのところにある緑色のQRコードを、アプリを立ち上げて撮影します。
次にレジに表示された合計金額をアプリ上で入力して支払いボタンを押します。
最後に6桁の暗証番号を打ち込むとこれで支払い手続きは終わり。簡単です。
ほぼ同時にレジ係の人のスマホから着信音が聞こえてレジ側も入金確認。スマホさえあれば、他に何も設備は要らないことになります。
つまりは、スマホさえあれば露店でも電子マネーが受け取れるということ。確かに便利ですし、キャッシュレスが進んでいる理由がよくわかりました。
日本では災害時の問題などもありますが、キャッシュを持ち運ぶリスク、ATM網の維持にかかるコストや釣銭の準備など、キャッシュ決済が当たり前だという常識をもう少し見直さないと、少子高齢化の下で不要なところに貴重な人材や時間を費やすことになりかねない、中国のキャッシュレスの進展を見ていると、そんな不安を感じてしまいました。
2019-04-24 21:56
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コメント(2)
おおー!中国キャッシュレスが進んでますね!(^^)!中国出張時にWe Chatは取得しましたがWe Chat Payは使用したことが無いです!簡単そうですね(∩´∀`)∩
by トレンダー櫻井 (2019-04-25 05:15)
中国でもこんなにキャッシュレス決済が進んでる事にビックリです。
ちなみに島には「○○ペイ」導入店は、私が利用するお店では1軒もありません。
高齢+機械オンチの方が多いんで、毛嫌いして進まないんかな^^;
by タンタン (2019-04-27 06:06)