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旧敦賀港駅舎 [日記]

12月上旬に敦賀にランチを食べに行ったあと、少し観光しようととりあえず定番の「日本海さかな街」へ。

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美味しい魚があれば買って帰ろうかと思ったのですが、ほとんどのお店のメインがカニ。シーズンですからね…。
人も多かったので、日本海さかな街からは早々に退散して、敦賀港の金ヶ崎緑地へ。10年前にもこのブログに書いているので、たぶんそれ以来の訪問です。

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ここには、1999年の博覧会の時に再現された旧敦賀港駅舎があります。敦賀港駅は「欧亜国際連絡列車」の発着駅として使われていたそうです。下は「欧亜国際連絡列車」の路線図。敦賀からウラジオストック経由でパリやロンドンまで鉄道で行けました。

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10年前の僕のブログには『明治44年からはシベリア鉄道経由でヨーロッパに至る、「欧亜交際連絡運輸」が開始されたそうです。当時、航路だとインド洋周りで1ヶ月かかったヨーロッパへ、17日(パリまで)で行けたということで、大正から第2次大戦開戦まで多くの人が利用されたようです。』とありました。

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こんな時刻表があったんですね。

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その当時のジオラマがありました。欧州との鉄路の玄関口としてにぎわっていたのでしょう。

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駅舎の中はいろいろな鉄道資料が展示されていました。衣掛山ループとあるので、どこのことかと思ったら、「鳩原(はつはら)ループ線」のことでした。敦賀駅から滋賀に向かう列車が走るこのループ線は半径400メートルで、途中で2本のトンネルをくぐりながら、3分ほどかけて約27メートルの高低差を上っていきます。

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一つ目のトンネルを抜けたときに、敦賀市内が見えるのが不思議な感じ。スマホを持つようになってからは、ここを通るときはいつも地図ソフトを見てしまいます。

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滋賀と福井の県境を結ぶ北陸線は1884年(明治17年)に開通したそうですが、当時は山の中を12のトンネルを使って結ばれていたそうです。1928年(昭和3年)には柳ケ瀬トンネルで、貨車を牽引していた蒸気機関車が空転し、煤煙で乗務員3人が窒息死する事故が起きたそうで、「魔のトンネル」とも呼ばれていたとか。

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これらの旧北陸線トンネル群は「マツコの知らない世界」でも紹介されたそうで、今これらのトンネルをめぐる人が増えているそうです。僕も季節が良くなったら、行ってみようと思っています。



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mirro

時刻表@難解です、、でも読み解いてみたいです(;´∀`)。
こんな難解じゃないですが、紙の時刻表で旅行計画してました。
面白かったの思い出しましたw(*´▽`*)。
by mirro (2021-03-09 00:08) 

AKAZUKIN

ジオラマ、ワクワクします〜
時刻表の行き先がすごい・・・
by AKAZUKIN (2021-03-09 12:29) 

ニッキー

美味しそうなカニがたくさん( ^ω^ )
でも高そうです(⌒-⌒; )

やっと少し落ち着いてきました。
ブログ休止中もご訪問頂き、本当にありがとうございます(_ _)
by ニッキー (2021-03-16 19:32) 

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