琵琶湖疎水第3トンネル [日記]
第2トンネルからさらに西に向かって、この写真の左奥に見えるのが日本最古の鉄筋コンクリート橋。その先に第3トンネルの入り口が見えています。
その手前になんか機械っぽい装置が並んでいるのですが、ここは新山科浄水場の取水場。
ここ日ノ岡取水池では、琵琶湖からの水を取り入れて、浮遊物,藻,木片などを取り除いて、導水トンネルを通して約4キロメートル先にある新山科浄水場に原水を送っているそうです。
この取水地はもともとは「船溜」だったそうです。琵琶湖疎水は京都と大津を結ぶ水運としても使われていたので、四ノ宮・諸羽・御陵・日ノ岡・蹴上の5箇所に船溜が設けられていたそうです。
「船溜」とは、積み荷の揚げ降ろしや人の乗降などのためにつくられた舟の停泊スペースのことで、そうした人たち相手の商売をする人たちも含めて賑わったのでしょうか。
日本最古の鉄筋コンクリート橋の上から見た第3トンネル。長さは850mで出口の船溜まりからは、観光地にもなっている蹴上のインクラインから南禅寺の船溜まりへと水運の船は運ばれました。
第3トンネル入り口にも扁額があります。
「過雨看松色」
【意味】時雨が過ぎると、いちだんと鮮やかな松の緑をみることができる
【揮毫者】松方正義
【意味】時雨が過ぎると、いちだんと鮮やかな松の緑をみることができる
【揮毫者】松方正義
松方正義は「松方コレクション」を築いた松方幸次郎氏の御父上ですね。
橋の一番低いところからトンネルを覗いてみたら、出口の明かりが見えました。
僕たちの生活にも、出口の光がはっきり見えますように。
お早うございます。
今朝はだるくて散歩中止で朝飯支度とブログをやってます。
by 旅爺さん (2021-06-14 06:54)