京都府庁 旧本館 [日記]
木曜日に用事があって京都府庁に行ってきました。
京都府庁の旧本館はルネサンス様式の建物で国の重要文化財にもなっています。
正面の入り口の上にあるバルコニー、かつて昭和37年にソ連のガガーリンが来日して、ここから集まった観衆に手をふったとか。
何年か前の府議会の議場公開のときにもこのブログに書きましたが、現役で使用している官公庁建物としては日本最古の建造物なんだそうです。
今は別館として使われていますが、自由に入れるので建物を見に来る人もいるようです。
僕が初めて来たのは高校生の時で、初めてのパスポートの交付を受けるときでした。もう四十数年前のことですが^^;
濃い緑の部分が建物で、真ん中は中庭になっています。中央の枝垂れ桜は有名で、シーズンにはカメラを持った人でいっぱいに。去年と今年はそれもかないませんでしたが…。
上の写真の左端の桜は「容保桜(かたもりざくら)」。京都府庁の敷地は、かつて京都守護職上屋敷があった場所で、幕末の守護職の會津藩主 松平容保の名から命名されたそうです。
奥側は府議会の議場があります。今も事前予約すれば見学できるようです。
ガラスの窓越しの写真で光が映り込んでいますが、この議場を含めて装飾のモチーフは「アカンサス」。アカンサスは、ギリシアの国花であり、「芸術」「巧みさ」「離れない結び目」が花言葉。
議場側の入り口は、南側の入り口とはまた違う表情があります。
写真左奥の工事現場は文化庁の京都移転に伴うもの。古いものと新しいものが調和する、そんな景観を期待しています。
重厚な構えの建物です。
by JUNKO (2021-06-20 19:55)