古代ガラス-輝く意匠と技法 MIHO MUSEUM [日記]
先週の日曜日、MIHO MUSEUMで開催中の『古代ガラス-輝く意匠と技法 』を見てきました。
「第10章 銀化の愉しみ」のコーナーは撮影可能でした。ここで展示されていたこの小さな坪は、紀元前2-1世紀頃の東地中海地域のものだそうですが、砂や土中に長年置かれ、ガラス成分の珪酸や酸化アルミなどと、周囲の鉄、銅、マグネシウムなどが化学変化を起こして”銀化”したのだそうです。
コロナ禍になってからは初めてのMIHO MUSEUM。以前と違うのは外国人の方の多さでした。
施設側が積極的に誘客されているのかどうはわかりませんが、観光バスが何台も止まってました。
基本的にはMIHO MUSEUMの所蔵品を時代別に並べた感じでしたが、宝石であった紀元前のガラスが地域別に時系列で展示されていて初めて知ることが多かったし、とても満足できる展覧会でした。
特にモザイクガラスの超絶技法には驚くばかりでした。下の画像はMIHO MUSEUMさんの画像にリンクしたものですが、紀元前1-紀元後1世紀頃のおそらくエジプトのもの。
モザイク・ガラスとは、その断面が絵柄になるように異なる長いガラス棒を重ねて熱で融合させたもの。簡単にいうとガラスでできた金太郎飴です。竹内硝子製作所さんがレプリカ制作に挑戦されている動画も見ましたが、すごい技術で作られていたのがわかりました。
MIHO MUSEUMといえばトンネルですが、新緑の緑色がトンネル内の壁面に映ってとてもきれいでした^^
コメント 0