グラバー園 [日記]
長崎2日目はグラバー園からスタートしました。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』から引用すると、
『トーマス・ブレーク・グラバー(英: Thomas Blake Glover、1838年6月6日 - 1911年12月16日)は、スコットランド出身の商人。トマス・ブレイク・グローバーとも表記。
武器商人として幕末の日本で活躍した。日本で商業鉄道が開始されるよりも前に蒸気機関車の試走を行い、長崎に西洋式ドックを建設し造船の街としての礎を築くなど、日本の近代化に大きな役割を果たした。
維新後も日本に留まり、高島炭鉱の経営を行った。造船・採炭・製茶貿易業を通して、日本の近代化に貢献。国産ビールの育ての親。』
と幕末から明治にかけての登場人物としては欠かせない人ですね…。
実はここに来るまで、グラバー邸とグラバー園の区別を理解していませんでした。
ホテル近くの新地中華街から石橋停留場へ向かいました。
大浦海岸通り停留場から石橋停留場間の500mは道路の端に線路を敷いた単線区間になっていました。
途中「大浦天主堂停留場」があって、ガイドブックには大浦天主堂やグラバー園最寄駅と案内がありますが、スルーして、終点の石橋停留場で降車しました。
「大浦天主堂停留場」で降りると、約200mの登り坂「グラバー通り」を歩くことになるのですが、相方の足の調子があまりよくないこともあって、「石橋停留場」から、斜行エレベーターと垂直エレベーターの「グラバースカイロード」で行くことにしたからです。
斜行エレベーターの乗り場は普通のエレベータと同じ。
写真ではわかりにくいですが、傾斜角度は31度、約160メートル、高低差50mを2分弱で登る17人乗り。この斜行エレベータも次の垂直エレベーターも長崎の市道ということ。住民だけでなく我々観光客も無料で利用できます。
斜行エレベータを降りて150mほど歩くと、今度は垂直エレベータがあります。高低差は18メートル、11人乗りのエレベーターが分速60メートル。降りるとすぐにグラバー園の第2ゲートがあります。
つまりは、「大浦天主堂停留場」で降りて、グラバー園の最上部まで歩くと、高さ70mほどは歩いて登らないといけないということになります。
それだけの高さがあるので眺望も抜群。写真左側の山が前日夜に夜景を見に行った稲佐山。ここからの眺めも素晴らしいのでしょうね。
で、ここからグラバー園に入場。実はここに来るまで、グラバー園とグラバー邸との区別を理解していませんでした。てっきり神戸の異人館のように、道路沿いに建物があって入場料を払って見学するものだと思っていました^^;
グラバー園というのは、愛知県の明治村と同じような屋外博物館のような感じなんですね。長崎開港後に長崎に住んでいた外国商人の邸宅があったところで建物を保存したり、他の歴史的建造物を移築したりしていて、グラバー邸はそうの建造物の一つということでした。
グラバー邸懐かしいです。もうだいぶん昔のお話しですが。
by JUNKO (2024-06-19 12:34)