甘い皿うどん [日記]
長崎といえば”ちゃんぽん”。 ちゃんぽんはリンガーハットさんで時々いただいていますが、グラバー園にお屋敷があったリンガー邸のリンガーさんのハット(小さな帽子)という意味だといのを長崎に来て知りました。
リンガー園かを見学したあと、電車で新地中華街へ戻ってランチへ。
なんとなく入ったお店は「龍勝楼」さん。満席状態で5分ほど待ちましたが、すぐに席に案内。昨年オープンした新しいお店だそうです。
相方はちゃんぽんを注文。あっさり系のスープに野菜・魚介・お肉がたっぷり。セットで注文した半炒飯も美味しかったです。
僕は皿うどんを注文。一口食べて感じたのはその甘さ。なんでも長崎は砂糖の貿易で利益を出したところから、「砂糖を大量につかうのが贅沢の印」なのだとか。いただいた皿うどんは、かなり”贅沢”な味でした。
ちなみに江戸期に長崎から小倉まで整備された長崎街道は、シュガーロードとして日本遺産に認定されたそうです。
食後は近くの唐人屋敷跡へ。江戸時代に鎖国が行われるまで中国人は市内に自由に住んでいたそうですが、密貿易とキリスト教浸透を防止するため、1689年(元禄2年)に幕府が唐人屋敷を建設。中国人を隔離し、その出入りを厳しく管理したそうです。
唐人屋敷の周囲は練塀や堀などで囲まれ、出入口には大門と二の門が設置されていたそうです。大門があったという場所には近年(まだ10年くらい?)に建てられたという中華風の唐人屋敷跡象徴門がありました。
唐人屋敷は塀や堀で囲まれた約9,400坪のエリアに約2000人が住めたそうです。長崎の商人たちが入れたのは屋敷入口にあるの二の門までで、中に入ることを許されたのは遊女だけだったといいますから、隔離する代わりに出島と同様にほぼ治外法権状態だったということなのでしょう。
写真の土神堂は唐人屋敷の中で一番初めに建てられたお堂だそうです。
土神は土地や家を守り豊作をもたらしてくれる神様と聞いたことがありますが、ビジネスや財産の神様という道教の福徳正神の提灯があったので、ここで貿易の繁盛を願ったのかもしれませんね。
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