日本民家園 [日記]
川崎市岡本太郎美術館のあと、日本民家園へ行ってみました。ここ生田緑地に来るまでは存在すら知らなかったところですが、一日かけて見て回ってもおもしろいくらいの屋外博物館だと思いました。
元々は川崎市内にあった古民家が横浜市の庭園に移築されると川崎市の教育委員会の職員が聞きつけたのがきっかけだったそうです。
移築・保存を考える中で、生田緑地に古民家を集めた屋外博物館の構想に発展したのだとか…。
園内は「宿場」「信越の村」「関東の村」「神奈川の村」「東北の村」の5つのエリアに分かれていました。
茅葺屋根の古民家18棟、水車小屋、武家屋敷、農村歌舞伎屋台、などの全25棟が、生田公園の斜面に点在していました。35℃くらいある猛暑日だったので上り下りで汗だくでした。
重要文化財が9棟もあるそうで、外観も家の中も見ていて飽きません。
元は飛騨白川郷から移築されたという山下家は蕎麦屋として営業中。
川崎など神奈川県下や信州から東北の民家が移築されていますが、この高倉だけは沖永良部島からの移築。
信濃から移築された水車小屋。中では木製の歯車が回っていました。粉ひきや精米に使われていたのでしょうね。
僕は岡本太郎美術館の近くの西門から入ったので、正門横にある展示室は最後に訪れましたが、海、山といった立地による民家の特長や建て方、大工道具など、ここだけでもかなりの時間がかかりそうな展示内容でした。
この川崎市日本民家園、消えゆく古民家の記録が詰まった博物館として、暑かったけれど、とても良い時間を過ごせました。川崎市さんは、もっともっとPRしてもいいのじゃないかと思いました。
見るものが沢山ありますね、いいところです。
by JUNKO (2024-09-14 17:05)