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細見美術館の春画展 [日記]

細見美術館で開催中の「美しい春画」展に行ってきました。

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古くは平安時代に中国から伝わったという春画ですが、江戸期の浮世絵の成立を経て、浮世絵師がその担い手となりました。その後、春画は非合法の出版物とされ「アングラ出版」として、ひそかに売り買いされていったそうです。

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アングラといえども、男女の姿がおおらかに、時にユーモアをもって描かれている春画は、「笑い絵」、転じて「和印(わじるし)」)とも呼ばれたそうで、身分の貴賤を問わず、男女を問わず広く楽しまれたといいます。

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1点ものの「肉筆春画」は版画として大量に頒布される出版物ではなく、取り締まりの対象にもならないということで、葛飾北斎、喜多川歌麿、鈴木春信春といった絵師の署名入りの作品が数多くあり、本展ではこうした肉筆のものを中心に画約70件が展示されていました。

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