日本工業大学「工業技術博物館」 [日記]
埼玉県宮代町に行ったのは、ここ日本工業大学さんの「工業技術博物館」を見学するのが目的。我が国の産業発展に貢献した約270台の工作機械を中心に400点以上の工業製品が展示されています。
日本ではマザーマシンともいわれる工作機械。あらゆる機械やその部品は、元をたどれば工作機械によって作られています。
この博物館の理念は、歴史的価値の高い工作機械を所蔵するだけでなく、その約7割を動態保存としているそうで、「工作機械の基礎・本質」を学び、機械的な制御だけで現在の最先端の工作機械と同様の動きを実現させた先人の知恵と発想力に触れることで、より実践的な技術者を育てよう、ということだと思います。
戦前、戦後のわが国を支えてきた、国内外の工作機械が年代順に並べられているさまは圧巻です。モノづくりに携わる人、とくに機械系の人は一度は訪れてみてはどうかと思う内容でした。
旋盤、研削盤、そして近年のマシニングセンタまで、さまざまな工作機械の歴史に触れることができました。
大学構内ですが、僕のような一般の人も無料で見学できます。昼過ぎに行ったのですが、ゆっくり見ていたら2時間近くお邪魔してしまいました。熱心に見えたのか、「説明員をつけましょうか?」と言われましたが、プロの技術屋ではないので遠慮させてもらいましたが、若い機械系の技術屋にはぜひ見てもらいたい博物館でした。
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