香道

細見美術館で開催されている「香道 志野流の道統」を見てきました。「香道」って、テレビか何かで聞いたことはあるような無いような…　ここでは数々の香木と、「香道」に関連する道具、というか美術工芸品が展示されていました。

知り合いからチケットをもらったので、行ってみたのですが、「香道」というのは応仁の乱の後、足利八代将軍義政の時代に志野宗信という人によって基礎が作られたのだとか。この「志野流」は500年以上にわたり今も継承されているそうです。

さらにさかのぼると、日本の香文化の幕開けは、推古天皇の時代に香木が淡路島に漂着？したことに始まるそうで、『日本書紀』に記述があるそうです。

元々は仏教で重用され、遣唐使の廃止後に日本独自の香の文化が貴族を中心に発展したということなので、ほんとうに伝統のある文化だということがよくわかる展覧会でした。