先月の15日から開催中の相国寺 承天閣美術館での 「伊藤若冲展 後期」に行ってきました。
といっても、17日に行ったので１カ月近く前の話になりますが＾＾；
こうして写真をみると、まだ少しだけ紅葉も残っていました。
- 日記
御所の今出川御門の前の通りを北へ上がると相国寺。
今出川通りからは同志社大学の煉瓦風？の学舎の間を抜けて行きます。
相国寺さんの正門がここなのかどうかはわかりませんが、南に面しているし、御所にも正対しているのでここが主たる門だと思います。
承天閣美術館は１９８４年に相国寺創建600年記念事業の一環として開館した美術館。
臨済宗相国寺派の相国寺、金閣寺（鹿苑寺）、銀閣寺（慈照寺）が持つ墨蹟・絵画・工芸品等が収蔵されています。
地味なイメージだった美術館ですが、若冲が注目を集めるとともに、この美術館も話題になることが多くなりました。
昨年の都立美術館で公開され、連日の数時間待ちの行列ができた『動植綵絵』も、元は若冲が相国寺に寄進したもの。
今回、初公開となった「鸚鵡牡丹図」。オウムの羽の繊細さ、一輪だけ赤く咲くボタンと、若冲らしい構図です。
この絵も金閣寺の蔵の中にしまわれていたそうな…。まだまだお宝が眠っているのかもしれません。
お寺を拝観するのと同じように美術館へは靴を脱いで入ります。靴を脱ぐとなんだか気持ちがゆったりとします…。第二展示室への廊下からは、大きな窓から庭を眺めることも…。時間がゆっくり流れています。
前期展と同様、『群鶏蔬菜図押絵貼屏風』も迫力があります。
| 布袋軍配図 | 葡萄小禽図 | 岩上鷹図 |
「鸚鵡牡丹図」の他、「布袋軍配図」や「岩上鷹図」など５点が初公開と表示されていました。
牡丹百合図
動植綵絵のレプリカと釈迦三尊像が並んだ前期展と比べると内容は地味になりますが、若冲の絵とともに、ゆっくりとした時間をすごすにはいいところだと思います。
この週末は寒波が来るようです…。
日曜日は京都では全国女子駅伝。雪の影響が無ければ良いのですが…。