飛鳥

GWの５月３日。友人と飛鳥に行ってきました。石舞台古墳。いつ見ても立派な石組みです。

宮津や舞鶴へ行ったGW前半の肌寒さからは一転、５月に入ってからは暑い日が続きましたね。

過去ログを見てみると飛鳥は２０１３年のGW以来の飛鳥。うーん、２年に一回くらい来ている感覚なんですが、もう５年以上も来てなかったんだ…。

のんびり歩いてまわるのが好きなので、今回もレンタサイクルではなく、徒歩でまわりました。

歩いてまわると、こんな虫さんたちにも会えるし…^^;　陽射しは暑いけど、風が心地良い^^。

いつもほぼ同じコースで歩いていますが、まずは欽明天皇陵に隣接する吉備姫皇女王墓へ。元禄年間に近くの水田から掘り出されたという猿石は、いつみても不思議な造形です。２０１３年のブログを見たら、各石の名前に名前のプレートがありましたが、とっくになくなって元の姿に戻ったようです。

渡来人を模したという説が有力だと聞いたことがありますが、誰が何のために作ったんでしょうね。まだ周囲に埋もれているのでしょうか…。

畑の中を歩いて、鬼の雪隠と鬼の俎を経由して亀石へ。いつ見てもユーモラスな石ですが、亀なのかカエルなのか、完成品なのか完成途上で放棄されたものなのか…、全く何もわかっていない不思議な石造物。飛鳥のシンボルの一つですね。

天武・持統天皇陵を経由して高松塚古墳へ。壁画保存をめぐっていろいろありましたが、墳丘は静かになっていました。

高松塚古墳からは橘寺へ。橘寺は聖徳太子建立七大寺の1つとされているそうですが、今は天台宗のお寺。

見たかったのはその境内には二面石。善面と悪面２つの顔を持つという石造物です。左下が善で右下が悪なんだそうです。

　
おそらく猿石と同じ場所から掘り出されたと考えられいるそうですが、教訓みたいなものが込められているのでしょうか…。

そして石舞台古墳まで歩きました。このあたりで足が辛くなってきましたのと、時間的にも岡寺への参拝は断念。これまでなら、ここから山側の棚田の道を通って岡寺へ行って、そこから酒船石遺跡へ向かうのですが、体力の衰えから ”航続距離” が短くなりました^^;

石舞台古墳から近鉄の駅に向かうバスに乗ろうと思いましたが長蛇の列で断念。石舞台古墳の手前からバスに乗るか、もしくは石舞台古墳を通らないバスに乗ろうともう少しだけ歩くことに。

せっかくなので、亀形石造物・小判形石造物を見て、その前のバス停で待つことにしました。バス待ちの間に、僕は酒石船まで山を登って写真だけ撮ってきました。まだ少し体力は残っていたようです^^;

何とかバスに乗れましたが、次のバス停の飛鳥大仏では積み残しが出ていました。バスは増発されているようですが需要に応えきれていないようでした。こうなるとレンタサイクルでまわる方が安心なのかもしれませんね。

たくさん歩いたので、ネットで予約した橿原神宮前から京都行の近鉄特急の中でいただいた缶ビールがメチャ美味しかったです！