9月下旬でしたが、昼間はTシャツ一枚で十分な陽気で、空も青いしとても気持ちのいいお天気でした。
いろんな角度から写真を撮りましたが、いつまでも見上げていても仕方がないので地下鉄で移動。
地下鉄5号線のDiagonal駅から地上に出ると、ディアゴナル通りとグラシア通りの交差点。真ん中にはオベリスクが立っていました。
そのすぐ近くに、次の目的地"カサ・ミラ"はあります。
1900年代初頭に実業家のペレ・ミラとその妻ルゼー・セギモンの邸宅として建設されたそうで、このガウディらしい建物は1984年にユネスコの世界遺産に登録されています。
この日も観光客の行列ができていて、5分ほど並んで入場料を払いました。せっかくなのでエレベータを使わずに、汗をかきながらひたすら階段を登りました。
屋上まで上りきると、やっぱり変な形をした煙突群が並んでいます。
ガイドブックで見たことがある、「トラ・アグバル」も遠くに見えました。バルセロナの水道局のオフィスビルだとか…
かなり目立っいました。
カサ・ミラ建物の内側には明り取りを兼ねた中庭(パティオ)があります。どの部屋にも自然光を取り入れるためでしょうが、ガウディらしい造形が取り入れられています。
屋上の一つ下の階は博物館になっていて、ガウディの建造物についての資料がいろいろと展示されていましえた。
さらにそこから10分ちょっと歩くと、カサ・バトリョにたどり着きました。(右から2番目の建物)
今も私有の建物で、公的な補助金を受けていないとか。維持費を捻出するために、入場料は18.15ユーロとかなりいいお値段でした。
入場料が高い分?全員にオーディオガイドが渡されます。ちゃんと日本語もありました。
どうでもいい話になりますが、20年前なら「来場の多い日本人用に日本語ガイドがあるのは当然」と思えたでしょうが、今では「日本語ガイドがあってありがたい!」って感じです。ぞろぞろと団体旅行で世界中をまわるのが良いとばかりも言えませんが、アジア系の人を見かけてもほとんどが中国人というのも少し寂しいものです。
ただこのオーディオガイド、一つ一つの解説がやたらに長くて、全部きちんと聞いてるとそれだけで何時間かかかりそう^^;
駆け足観光なので、途中からは聞くのをやめてしまいました。
元は1877年に建設されたそうですが、1904年から1906年にかけてガウディが改築が依頼したそうです。この改築でガウディは、階段や内壁を作り直し、各部屋に曲線的なデザインを持ち込んで、タイルやステンドグラスの装飾を施したとか。"大改造ビフォーアフター"も真っ青な大胆な改築だっということでしょう。
ここも屋上はへんてこな煙突だらけ。色彩があるので青空の下だととてもきれいです。
壁の穴と形状でできる影も計算のうちだったのでしょうか…
屋上の一つ下の階は、ここもアーチになっていました。
光をとる中庭の壁は、すっごくきれいな青いタイル。オーディオガイドによれば、この建物は海のイメージで作られているとかで、このブルーも海を表しているでしょうね。
お土産に買ったペン立てです。めったに自分用の土産は買わないのですが、この不思議な建物や空間を覚えておきたくて、一番安いのを買っちゃいました。
ガウディの建築物見学はここまで。明るいけど時間は5時をまわっていました。
この後、旧市街地やピカソ美術館なんかをぶらぶらしたのですが、これはまた別の機会に紹介させていただきます。