土曜日、やっと「ボヘミアンラプソディー」を見ることができました。最後の方では何に感動しているのかよくわからないまま、涙が出てきました。
- 日記
せっかく見るならと、大画面で音響の良いIMAXで見たいと思っていました。京都だと二条駅前のTOHOシネマズ 二条にIMAXのスクリーンがあるのでここで決定。席は2/3くらい埋まっていましたが、昨日に新京極のMOVIX京都をのぞいたら、普通のスクリーンでも昼間は満席になっている上映会があったので、まだまだ人気なんですね。ちなみにIMAXで500円増しですが、「夫婦50割」で1100+500=1600円で大画面を楽しめました^^。
思いおこせば中学生の頃は、Queen、Kiss、Aerosmith、あと女子はBay City Rollersが全盛の頃。Led Zepperin やYes、Deep Purple を聴いていた僕はブリティッシュロック派だったので、自然とクイーンを聴いていました。ビートルズとかはレコードに合わせ一緒に歌うのに歌詞も覚えたけど、クイーンはフレディを真似て歌うことは無理だったので、歌詞もあんまり気にしてませんでした。ボヘミアンラプソディの歌詞なんて、訳しても中学生には理解不能でしたから…。
映画は、本編のが始まる前の、見慣れた20世紀フォックスのファンファーレがブライアンメイの編曲になっているところからテンションがどんどん高まりました。
映画ではフレディと父親の関係も丁寧に描かれていたのが印象的でした。フレディが生まれたのはイギリス保護領だったタンザニアにある当時ザンジバル島。そしてその家系はさかのぼればムスリムによってペルシャからインドへ追われたソロアスター教徒の末裔というペルシャ系インド人。子供時代は大半をインドで過ごしザンジバルからイギリスに移住。フレディはまさにボヘミアンそのものだったわけです。
中学生の頃は「Music Life」ばかり読んでいて、フレディの生い立ちを知ったのはもっと後になってからですが、この映画を通じてバラバラだった事柄がつながった気がします。そして、自身にも経験がありますが、フレディも父親と和解できてよかったなと思いました。
ボヘミアンラプソディを初めて聞いた時は、最初のバラードの部分の美しい旋律に、オペラパートはよくわからなかったけど最後のハードロックの入りのところに聴き入ったのを覚えています。そして改めて歌詞を見ると、ここで歌われた少年の苦悩こそが、フレディがフレディ・マーキュリーとなった原点だったという理解にいたりました。苦悩に満ちていた彼の叫びが、そのまま歌詞として歌われていたのでしょう。
最後のウェンブリー・スタジアムでのライブエイドのシーンはIMAXのスクリーンということもあって映像も音響も圧巻でした。ここまでの巧みな演出でフレディが一人ではなく、本物の家族やバンドという家族に支えられていることがわかった中で、フレディが熱唱している姿に涙が溢れてしまいました。そして、もはやこのシーンで歌っているのはラミ・マレックという役者ではなくフレディそのもの。
帰ってYouTubeでライブエイドのクイーンを見ると、細かいところまで映画で再現されていたのがわかり、この映画へのスタッフの情熱も伝わってきて、まだまだ余韻が続いている感じです。
クリスマスにいい映画を見れました^^。
Wishing your family peace and love at Christmas and always!