下鴨神社とラグビー

高校ラグビーが始まりました。今年はワールドカップの熱量がまだ残っているので、かなり盛り上がりそうです。そんなラグビーにゆかりのある神社が下鴨神社にあります。花園出場と書かれたラグビーボール型の絵馬。学校名は消しましたが九州の高校名が書かれていました。

12月の中旬に用事があって下鴨神社に行ってきました。

本殿というか賀茂御祖神社南側、糺の森の中に「雑太社」があります。戦後に老巧化して取り壊された社殿が2年前の第34回式年遷宮事業の一環で再建されたものです。

「雑太社」の御祭神の神魂命（かんたまのみこと）の名から、魂は玉に通じるとして球技上達のご利益があるのだとか。

下鴨神社では毎年正月4日に行われる「蹴鞠初め」は毎年テレビニュースで正月の恒例行事として報道されていますが、どちらかというとサッカーとのつながりで放送されることが多かったように思います。

この「雑太社」の前には「第一蹴の地」の文字とラグビーボールがあしらわれた石碑が建っています。

「雑太社」の前は流鏑馬が行われる馬場になっているのですが、そこで明治43年9月10日に旧制三高（現・京都大学）の学生が慶応義塾（現・慶応義塾大学）の学生にラグビーを習い、初めてラグビーボールが蹴られたのがここなのだそうです。この碑は京都大学ラグビー部のOBたちによって昭和44年に建立されたそうです。

一昨年だったと思いますが、ラグビーワールドカップの組み合わせ抽選会が京都で行われた際にも、各国の代表がここに来られてニュースになっていましたが、こんなにワールドカップが盛り上がるとはその時には想像もできませんでした。

それはともかく、こんなにたくさんの絵馬がかけられていました。

絵馬の他にもラグビー守とかいろいろあるようです。下鴨神社に初詣に来られる際は、「雑太社」にもお参りください^^。