生誕のファサードのタワーから中に戻って、改めて大聖堂の内部を見学。
今まで見たことのない色彩豊かな教会に圧倒されました。
とても奇抜な柱と天井に目が行きます。
ガウディは樹木をモチーフにした柱で、丸天井を支えるように設計しています。
天井の葉っぱのような造形は、殉教のシンボルであるシュロの葉なんだそうです。
天井を見上げると柱が枝分かれしていて、まるで樹木のよう。
ガウディのことば、「美しい形は構造的に安定している。構造は自然から学ばなければならない」そのものです。
そして何よりも、虹色に輝くという比喩が陳腐に思える、圧倒的なステンドグラスからの光で満ちていました。
生誕のファサード側は寒色系、
受難のファサード側は暖色系。
両側からの柔らかい光で包まれていました。
一つ一つのステンドグラスもとても美しい。
この聖堂が、一昔前のCGのような現実感のない空間のようにも思えるし、いや、森の中にいるような空気を感じることもできる、そんなとても神秘的でな空間でした。きっと、人それぞれ感じ方が違うのでしょう。
教会ですから当然に祭壇はあります。上の写真の一番奥。
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、十字架磔刑のキリストが空を飛んでいました。
上の方の傘みたいなところには、キリストの肉と血を表すパンとワインがずらっと取り囲んでいます。なんというか直接的な表現です。
地下の様子が少し見えました。この地下にガウディは眠っているそうです。
ガウディの才能の凄さに圧倒された、そんなサグラダファミリア見学になりました。