「青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸」や「津軽海峡冬景色の歌謡碑」を17時近くまで見学した後に向かったのが、「ねぶたの家 ワ・ラッセ」。青森市のねぶた祭の資料を展示した施設です。
- 日記
写真撮れてませんが、外観は落ち着いた感じですが、近付くと建物がその外側に隙間のあるルーバー?で囲われているような構造で、すごく先進的な印象でした。
「ねぶたの家」とは、『青森市民といつも一緒に生活してるねぶたが住む「家」があることで、ねぶたが祭期間中の一時的なものではなく、一年中青森市民と一緒に暮らし生活し、市民の一人という意味合を持っております。』(公式サイトより)とのこと。
「ワ・ラッセ」とは、『ねぶたの掛け声である「ラッセラー」と「笑い」の他に、ねぶた祭での人と人の『和』や調和の『和』、また、ねぶたを通じた活動により育まれる市民の『環』をコンセプトとしております。』(同)とのことでした。”ラッセ”はそうだろうな、とわかったのですが、”ワ”が想定外でした^^;
”ねぶたまつり” はテレビで見ることはありますが、いったい何のお祭りなのか、というのは正直なところ全くわかっていませんでしたが、どうやら七夕まつりの灯篭流しがそのルーツにあるようです。(青森ねぶた祭実行委員会事務局さんのサイトより)
2階の入り口から入ると、まずは「ねぶたミュージアム」という展示エリアがありました。ねぶたとルーツを共有するお祭りが能登や越中あたりにたくさんあるようです。
スロープを下っていくと、吹き抜けの「ねぶたミュージアム・ねぶたホール」が見えてきました。ここでは毎年、祭本番に出陣した大型ねぶたを常設展示しているそうです。たしか4基くらい展示してあったと思います。
そして、このねぶたが昨年の「ねぶた大賞」を受賞した「牛頭天王」というねぶただそうです。「ねぶた大賞」は製作した団体が受けるもので、他に最優秀制作者賞という賞もあり、この「牛頭天王」がダブル受賞されたそうです。さすがに迫力があります。
阿波踊りやソーラン祭りとか、踊りのお祭りのコンテストはいくつか知っていますが、山車系のコンテストというのは、ねぶた以外に何かあったでしょうか? そういえば札幌雪まつりには氷像コンテストがありましたね。
下からのぞけるようになっているねぶたがありました。木組みをベースに針金と和紙で作られていますが、これは設計図を作るのがたいへんそうです。ねぶた師と呼ばれる方々は頭の中で作らているのでしょうか。
実物の迫力を見てしまうと、真夏に街中を練り歩くねぶたを見たくなりますね。
でも外はまだまだ冬の天候。閉館の18時誓うなって外に出ると、道路も真っ白になっていました。
ホテルへ荷物を取りに行ってから青森駅へ。前夜とは違って乾いた雪で、あるくとキュッキュッっと音が出る、そんな雪になっていました。