ガスで視界不良の蔵王を下ってたどり着いたのが、この日の宿泊地である遠刈田温泉。
こけしが有名だそうです。
昔は「湯刈田」ともいわれた遠刈田温泉は蔵王連峰のふもとの標高330mの高原にあります。古くから信仰登山の基地や湯治場、そして近世では蔵王へのスキーの宿として知られてきたそうです。
近くの岩崎山は金や銀、銅などを含んだ鉱山だったそうでで、江戸初期には仙台藩の命で採掘していたものの、坑道に熱湯がふき出したため閉山したのだとか。遠刈田温泉はその金の採掘で財を成した金売橘次という人物が開いた温泉なのだとか。
遠刈田温泉株には公衆浴場が2軒あって、この「壽の湯」は風情があっていいですね。
もう一件はまだまだ新しい建物の「神の湯」。
「神の湯」の前には無料の足湯がありました。
湯本から一番遠いところの柱には「ぬるい」の文字
真ん中あたりには「熱い」の文字
そして湯本に一番近いところには「激熱」の文字。この表現は初めて見た気がしますが、ニュアンスとしては、よく伝わります。
その下の黄色い文字を良く見ると、「熱いので入れません」とあります。外国の方とか、よくわからずに入って火傷したりしないのかな… なんて、ちょっと心配になりました。
近くに源泉?らしき設備があったので見てきました。
注意の張り紙には70℃の文字も見えるので、かなりの熱水のようです。
この日止まったのは「たまや旅館」さん。旅館に泊まるのは久しぶり。この日もホテルを考えていたのですが、高校総体のために、どこも満室だったこともあって、リーズナブルな価格で料理が美味しそうなここを選びました。
もちろん温泉は源泉かけ流し。ただし、源泉が熱いので加水して適温にしているとこのと。
やっぱり元は70度くらいなんですね…。45.7度でも十分に熱いけれど…。
楽しみにしていた料理はこんな感じ。女将さんの手料理で、いろいろ工夫をこらした小鉢がずらり。
その後もどんどん料理が運ばれてきて、川の幸や
山の中の高原地帯だけど、海の幸も新鮮で
これが自家製かどうかは聞くのを忘れましたが、イナゴの佃煮も…
こんな時にしか口にすることが無いので、がんばって嫁の分もいただきました^^;