仙台

7月末の3泊4日の東北旅行の最終日、山形の山寺を参拝した後は仙台に戻りました。伊達政宗の騎馬像はカッコいいですね。

仙台城についてはほとんど知識はありませんでした。強いて言えば青葉城恋歌と東北大学のキャンパスがあるくらいしか知りませんでした。あと政宗についてはNHK大河ドラマ『独眼竜政宗』の印象が強く残っています。

伊達政宗公によって築かれた山城としての青葉山の本丸と西の丸、それよりも低い山麓に造営された政庁としての二の丸、三の丸と江戸時代初期の二つの性格を持つお城ということでしょうか。

江戸期の地震、明治以降の師団設置や花火の事故、そして空襲や戦後の進駐軍駐屯などの歴史を経て、明治以前の建造物はほぼ残っていないとのこと。

騎馬像のあるあたりが本丸跡。本丸大広間跡の案内板がありました。

案内の地図には天守台跡という表示がありましたが、外様の正宗は徳川幕府に睨まれぬよう配慮したのか天守は建てられませんでした。もともとは五層の天守を築く構想もあったのだとか…。仙台城の印象があまりないのは、他の城跡のように建造物のビジュアルでの印象がほとんどないからかもしれませんね。

昭和10年に建てられた騎馬像は、戦中の金属供出のため撤去され、昭和39年に復元されたものだとか。知りませんでした。

近くにあった仙台城見聞館は、平成18年に作られた施設だとか。2年前に改装されたそうで、仙台城跡の見どころなどが展示されていました。

館内にはこんな表示がありました。家紋を展示するにも許可が必要なのかな…。許可を求めることで敬意を表しているのでしょうか…。

雨が降ったりやんだりのお天気でしたが、本丸跡からの仙台市一望はとても良かったです。

きっと夜景もきれいなんでしょうね^^。

仙台空港からの帰りの飛行機までには、まだ時間があったので瑞鳳殿へ足を伸ばしました。

確かにまわりは森林ですが、こんなところまで出没してるとは…

政宗公の生前の遺言により建立しされた「瑞鳳殿」。その正面は仙台城本丸を向くよう西向きに建てられているそうです。その後、第2代藩主・忠宗を祀る「感仙殿」、第3代藩主・綱宗の「善応殿」が一帯に建立され、瑞鳳殿は戦前には国宝にも指定されていたが、昭和20年7月の仙台空襲によりすべて焼失したそうです。こんなところまで爆撃する必要があったのでしょうか…。

瑞鳳殿の施設であった御供所内部が資料館として資料が展示されていました。戦後の再建の際の発掘調査の記録や、出土した副葬品などが展示されていました。中でも遺骨のレプリカや遺骨調査資料は、他の武将ではまずありえない内容ではないでしょうか。ちなみに遺骨から判明した政宗の血液型はB型だとか…。

昨年9月に日帰り出張で来たときにも仙台空港で見ていたのですが、仙台空港駅への階段のところの津波表示。

改めて震災で亡くなられた方へ心の中で手を合わせました。

展望デッキから見る太平洋はこんなに静かなのに…。仙台城の歴史を見ても、これからも大地震はまたいつか来るでしょうから、人的被害を最小限に食い止める知恵を、国全体で不断の努力を重ねないといけません。

帰りの飛行機はANAのスターウォーズプロジェクトの機体でした。

ヘッドレストカバーはこんな感じ。

伊丹空港に着陸後、機外へ出るところで記念の絵葉書をいただきました^^。

3泊4日で東北4県をまわったレンタカーの旅で、ゲットしたお土産くんたち。食べ物ばっかり買っちゃいました^^;

相方も東北の地を気に行ったようなので、今度はもう少し北の方にも行ってみたいと思っています。