9月に都立美術館で観覧したのは「Walls & Bridges 世界にふれる、世界を生きる」でした。


このパネルに使われているのは絵ではなく写真。

増山たづ子さんという、生前「カメラばあちゃん」の愛称で親しまれた女性が撮った写真。ダム建設が決まりダム湖に沈むこととなった故郷の岐阜県旧徳山村と村民を記録するため、還暦を過ぎてから写真の撮影に挑戦されたそうで、その写真は10万カットにも上ったとか。2006年に彼女が亡くなれた後、村はダム建設によって消滅したそうです。