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延命寺・首切り地蔵 [日記]

南千住駅の南西隣りにある浄土宗の延命寺さんの境内にあるお地蔵様。この地は明治時代始めに廃止されるまで約20万人が処刑されたという小塚原刑場の跡地だそうで、その死者の菩提を弔うために1741年(寛保元年)に建立されたそうです。

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境内には『解体新書』を作成した前野良沢、杉田玄白らが小塚原刑場を訪れたことを示したレリーフがありました。いわゆる “腑分け” の現場で西洋の解剖図の内容を確認し、それが『解体新書』につながったということのようです。

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お地蔵様の近くのパネルを見ると、このお地蔵様は東日本大震災で左腕が落ち、胴の部分がまるで達磨落としのようにズレたとこのとで解体・修復されたそうです。

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お地蔵様のすぐ脇にある陸橋は、貨物線を跨ぎ、墨田川貨物駅の広大な敷地が広がっています。

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陸橋を下りて進むと泪橋の交差点。今は暗渠化されて川は見えませんが、「あしたのジョー」の丹下段平のジムは、この橋の下にあったという設定でした。

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今の風景からは想像できませんが、場へ向かう罪人が、ここ泪橋で最後の別れをして形状へ向かったのかと思うと、何とも言えない気持ちになりました。


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