京大総合博物館でいただいたパンフレット。
"イラストレーター”の教則本ではありません。(一部の方にしかわからないでしょうが…)
先月の1月27日の日曜日に京都大学総合博物館に行ってきました。前週に聖護院、翌週に吉田神社に行っているので、3週連続で百万遍あたりをウロウロしていたことになります^^;
京都大学総合博物館は1997年(平成9年)に建設されました。館内には過去100年にわたり蓄積されてきた学術標本や教育資料260万点が収蔵され、「基礎研究を行うと共に、それをデータベース化し、また広く教育に活用すると共に一般にも公開するという目的」で設置されたとのことです。
下の写真はナウマンゾウとアジアゾウの頭骨。他にマンモスの化石なんかもあって、自然博物館としても見ていて飽きません。
この日訪ねたのは、開催中の『ウフィツィ・ヴァーチャル・ミュージアム』を見るため。
少し前に東京のイタリア文化会館でやってたのと、内容は同じだと思いますが、日立製作所がかんでるようでした。
この『ウフィツィ・ヴァーチャル・ミュージアム』は、京都市とフィレンツェ市が2015年に姉妹都市となって50年を迎えるのを記念して、そのプレイベントとして開催されているそうです。
展示は実物大のレプリカが10点、それぞれにモニタによる解説がついています。
レプリカですが、ガラスもなくて顔を近づけて観ることもできます…
横のモニタには、スライドショーで細かいところを解説してくれます。
このモニタと絵の間を行ったりきたりしている間に、けっこう絵の知識が得られます。
また大きなモニタで絵を拡大して局所をみたりもできました。レプリカもこうした映像も日立製作所のDigital Imaging Systems という技術が使われているようで、これらの絵や映像はそのサンプル的なものだったようです。
絵画を芸術作品として考える場合は本物を見たいと思うのですが、反面、文化財として考えた時には、精巧に再現されたものをガラス越しやケース越しに見るよりは、間近で見た方が感じ取るものは大きいかもしれません。モニタを使った解説なんかも、一般の見本市などでは当たり前になってきていますから、京都の社寺などでも、貴重な文化財については"特別公開"の他にも、最新の技術を使った公開を考えてもらうのも一案ですね。信仰の対象としてお参りされる方からすると、とても迷惑なことかもしれませんが…。
このあと、出町柳に戻ると青空が見えました。1月中旬にしてはいい天気。
この日は、出町ふたばさんの豆餅も無事にゲットできました^^。 (ま、今はわざわざ行列に並ばなくても百貨店でも買えますが…)