川瀬巴水 [美術展]
これも昨年のネタですが、川瀬巴水展を見てきました。 場所は京都高島屋。
この頃は地下鉄東西線の車両がこんな感じなのがありました。
これは9月20日・21日に開催された「京都国際マンガ・アニメフェア2014(略称:京まふ2014)」に合わせて運行された「京まふ号」。東西線では「甘城ブリリアントパーク」や「名探偵コナン」など4作品が使用されたそうです。
座席の下までとは徹底していますね。女性は足元への視線が気になるかもしれません…。
全線地下で、ホームドアが付いてるから電車の外側を装飾しても見られる地点は無いのに…
京都高島屋、この日はわりと空いていたので、ゆっくり見ることができました。
時雨のあと(京都南禅寺) 昭和26年(1951)作
全国各地の風景を描いた川瀬巴水ですが、やっぱり京都を描いたものに興味が向かいます。
水たまりに山門や緑が写りこんでいますね…
京都清水寺 昭和8年(1933)作
清水寺の舞台ですね…。亡くなった父が生まれる前年に描かれた絵ですが、現代の僕が見てきたものと、彼が見て描いた風景が同じであることに、うまく言い表せませんが安堵を感じます。
増上寺の雪 昭和28年(1953)作
戦後の作品だから当然なのかもしれませんが、路面電車の線路と着物姿の女性をのぞけば今の増上寺前と全く同じ風景ですね…。電線まで描かれていて、この風景に、なんというか愛おしさを感じてしまいます。
東京二十景 明石町の雨後 昭和3年(1928年)作
原風景は知らないけれど、幕末でも、明治でもない、昭和初期の雰囲気が漂っています。この犬はどこを見ているのでしょうね…。
東京二十景 雪に暮るる寺島村 大正9年(1920年)作
お正月の京都の静かな夜を思い出させる一枚。雪がしんしんと降り積もる静寂さが伝わってきました。
平泉金色堂 昭和32年(1957)作(絶筆)
平泉金色堂に参拝する旅人の背中はどこか孤独さを感じます。巴水自身を描いたものなのでしょうか。
日本全国の高島屋を巡回していて、12日まで日本橋高島屋へ巡回しているようですね。僕もまた機会があれば、川瀬巴水の版画をゆっくりと見てみたいと思っています。
お早うございます。
京都の雪景色・・・良いですね〜
by yakko (2015-01-09 11:02)
私も昨年、大阪高島屋で開催された「川瀬巴水展」へ行ってきました。「昭和の広重」と言われるだけあり、素敵な絵ですね。
by たいちさん (2015-01-09 11:43)
あっ、東西線って、東京の東西線ではなく、京都の東西線だったんですね(^^;;
11月に初めて京都の東西線に乗りました(*^_^*)
by 駅員3 (2015-01-09 12:16)
近かったら行ってみたいですね。
by JUNKO (2015-01-09 21:17)
「平泉金色堂」は、私が生まれた年の作品ですが、これが絶筆なんですね?
by 風来鶏 (2015-01-10 08:57)
こんにちは。
日本の版画は落ち着きますね。^^;
by doudesyo (2015-01-10 10:24)
数年前、茨城県猿島町の図書館でたまたま巴水の絵を見ました。
今まで、浮世絵といえば、広重か北斎としか眼中になかったので、巴水の絵を見て、衝撃を受けました。
by きたろう (2015-01-10 14:16)
ぼんやりしていて関西の2店舗で
見られたというのに見そびれました。
残念です(=д=。)
by あとりえSAKANA (2015-01-10 22:26)
川瀬巴水展、ちょうど一年前に千葉市美術館で見ました。
構図や色彩など、巴水がどのように風景を切り取り、絵にしたのか?
そのあたりに関心があったのですが、
実物を見て、彫り師と刷り師の技術の高さに驚きました。
「夜」と「雪」の表現に巴水の特長が現れていると思いますが、
「平泉金色堂」はとくに印象的ですね。
by e-g-g (2015-01-13 20:03)
昨年横浜の高島屋で、巴水ブルーの作品達を見ました。空気感がなんとも言えず良かったです。清水寺でも、数十年前の早朝、参拝したら野良犬がいた光景に出会い、巴水の版画の世界と重なりました。
by SILENT (2015-01-17 06:16)