日曜日の午前中、城南宮の梅を見に行ってきました。枝垂れ梅が満開でした。
城南宮は方除の大社と言われて、昔は旅に出るときにお参りしたそうですが、今は家を建てる時にお札をもらいにというか、地鎮祭セットなんていうのがあります。交通安全の神様としても有名で、京都の車だと、ここ城南宮か狸谷山不動院のどちらかのお守りやステッカーを装備している車が多いですね。
平安京遷都以前からある神社で、都ができるまでは真幡寸神社と言っていたそう。明治になって北方に都がなくなると元の名前に戻したとか… 再び城南宮となったのは1968年(昭和43年)なんだそうです。
この鳥居。ちょっと変わってます。鳥居の上に屋根が付いているのと、神社名を記した額縁の代わりに笠木(一番上の木)の真ん中に神社の紋章が入っています。「城南宮鳥居」という独特な形式だそうです。
本殿は工事中でしたが、この本殿も昭和53年に建てられたもの。建物はどれも比較的新しいものばかりです。
神苑の入苑料は600円。
神苑に入ってから梅林までは椿の花が咲いていました。こちらも鮮や。
その先に広がる「春の山」では、しだれ梅が咲き誇っていました。
空の青と梅の白。春の光を感じました。
2年前に、仕事中に近くを通りがかって、ちょうど昼休みだったので、このエリアを外から見ていたのですが、今回中から見ると迫力満点でした。http://kazuya77x.blog.so-net.ne.jp/2015-03-04
ここのしだれ梅は150本あるんだとか。梅というと太い幹に可憐な花…という印象が強いのですが、しだれ梅はとても優しい感じがします。
そうそう、苔がきれいでした。こけの上に椿の花が落ちたりしているところで、たくさんの方が写真を撮られていました。
時々テレビに映る城南宮の『曲水の宴』はこのあたりで行われる行事。
椿の花は流れませんが、『曲水の宴』の際にはお神酒が入った盃が流れます。
見事な梅をみたあと、地下鉄竹田駅方面へ少しぶらぶらと歩きました。このあたり一帯は鳥羽離宮跡。
そして戊辰戦争の鳥羽伏見の戦いの際には官軍の本陣が置かれた場所でもあります。
鳥羽離宮の東殿に鳥羽上皇が造営した仏堂を起源とする皇室ゆかりの安楽寿院。境内にある多宝塔は近衛天皇安楽寿院南陵として仏塔ですが宮内庁が管理しているそうです。天皇の陵墓に多宝塔というのはとても珍しいようです。
豊臣秀頼が再建したという多宝塔は補修工事が行われていましたが、観光で訪れる人も無く、とても静かな時間が流れていました。
先週は相次いで息子二人の誕生日がやってきました。
お祝いをする年齢じゃないけど、キルフェボンのタルトを購入することは全員で一致。
フルーツいっぱいのタルトを美味しくいただきました^^。