金沢城

金沢出張中の5月17日。香林坊方面での仕事に空き時間ができたので、ちょっとだけ金沢城を見てきました。

それにしてもいい天気。かなり暑い日でした^^。

兼六園下の駐車場は平日の午前なのに観光バスでいっぱい。新幹線で来てバスで観光という感じでしょうか。

兼六園への坂道沿いのお土産物屋さんには中国からの観光の方がいっぱいでした。
暑さもあって金箔の乗ったソフトクリームを食べてる方がたくさんいらっしゃいました。

兼六園は何度の来てるし今はそれほども興味も無いので、躊躇なく金沢城へ。

今は城址として整備されていますが、ちょっと前までは金沢大学のキャンパスでしたよね…。いわゆる国立二期校で、僕も一時期は受験を考えていた大学でした。大学が移転したのが1995年といいますから、もう四半世紀は経ったんですね…。

昨年もこの季節に来たのですが、その時は大雨。今回は時間も無いし、五十間長屋などの有料施設はその時に見たので、石垣を見ながらぶらぶらと歩いて回りました。

まずはこの石川門の石垣は、角を境に左右で異なります。火事にあった門を修復する際に、石を再利用して積んだのが左側、新しい技術で新調されたのが右側なんだとか。

歩いているうちにこんな建物がありました。

中に入ってみると、めちゃ涼しい！^^。「鶴の丸休憩館」という施設のようで、中には「豆皿茶屋」というカフェ？がありました。

とにかく暑い日で、とっても涼しかったので、ここでしばしパソコンを開いてメールチェック。五十間長屋が目の前に見えて、とてもいい雰囲気でした。

知らなかったのですが、金沢城は「石垣の博物館」と呼ばれているのだとか。その中でもこの東の丸にある石垣はもっとも古い「野面積み」の技法が使われているそうです。穴太衆の仕事でしょうか。

もともとこの地には金沢御坊があって、信長が加賀を攻め落とした際に柴田勝家の家臣である佐久間盛政が占拠し土塁や堀などを改修し金沢城の基礎を築いたといいます。

賤ヶ岳合戦後に前田利家が入城し、金沢城はさらに近世の城郭へと発展してゆきます。

鶴丸倉庫、辰巳櫓跡などをまわって歩きました。城跡というよりはちょっとしたハイキングコースの趣き。

やがて立て札のあるところに…。

今は木々が茂ったこの場所が金沢城の本丸跡なんだとか。利家の時代にあ天守があったようですが、20年足らずで落雷で焼失したそうです。それ以来、再建されることは無かったということです。

その先の戌亥櫓跡からは場内がきれいに見えました。天守焼失後は、この写真に写っている二の丸が政務の中心になったようです。

予備知識がほとんどない状態で石垣を見て回る無茶をしたのですが、いろんな石垣が見れて楽しかったです。今度はもう少し勉強してから周りたいと思います^^。