もう2カ月ほど前になりますが、僕の祖母の三十三回忌の法事がありました。
お経をあげてもらった後、久しぶりに集まった親戚で食事に逢坂山の「かねよ」さんに行ってきました。
かねよさんがあるのは、京都山科と大津の間の逢坂山にある京阪電車の京津線の大谷駅のすぐ上。
この大谷駅、日本で一番の勾配がある駅として、ちょっとだけ有名です。ちなみに勾配は40パーミルといいますから、100メートルで4メートルの高低差があるということですね…。
京津線の背面には旧東海道があって、かねよさんも街道に面しています。ここは蝉丸神社。奥の階段を上がったところに拝殿があります。おととしの台風でこのあたりもがけ崩れがあちこちであったのですが、蝉丸神社はだいじょうぶだったようです。
逢坂山は古来関所のあったところ。百人一首の「これやこの行くも帰るも別れては 知るも知らぬも逢坂の関」と蝉丸が歌ったのが、まさにこのあたりとうことです。
法事なので800坪の庭園側の離れへ。鯉が泳いでいる池を渡って部屋に入りました。
静かな部屋で話が進みます。
かねよさんはうなぎが有名ななのですが、コースメニューには「鯉こく」も入っていました。美味しかったのですが、さっきの池を見たところだったので、ちょっと複雑。
窓からは大谷駅も見えました。お椀の下の紙にはお店の歴史を描いたマンガが書いてありました。
ウェブにもありましたので
リンクしておきます。
池と反対側の窓からは大谷駅も見えました。
たくさんの料理とビールの飲みすぎで、うな重が出る頃にはお腹いっぱい。そういう人が多いのでしょうか、食事の途中でお店で食べるか、持ち帰るかを聞いていただけます。
逢坂山のかねよさんといえば、なんといって「きんし重が有名」。次回はこちらをゆっくりいただこうと思います。
今日はもう大晦日ですね。良いお年をお迎えください。