昨日の土曜日の午後三時頃の嵐山。一時は歩道から人が溢れて危険だと報道されていた渡月橋もオフシーズンとはいえ人はまばら。
なんか以前の静かだったころの風景に戻ったようでした。
ちょっと時間ができたので、行ってみたかった福田美術館に行ってきました。渡月橋のすぐ近くに昨年の10月にオープンした美術館です。
京都画壇の作品を中心に、琳派から円山四条派まで、円山応挙、与謝蕪村、伊藤若冲、竹内栖鳳、上村松園など所蔵点数は1500点だとか。
今回は上村松園、鏑木清方、伊東深水などの手による美人画が並ぶ「美人のすべて」という企画展。
展示室は階段を上がった2階と3階にあります。
展示室の中はこんな感じ。写真撮影可の作品も多数ありました。
第一ギャラリーは冒頭から松園ワールド。
そうそう、音声ガイドは無料。家に帰ってからも聞いたり読んだりできるのでいいですね。
こんな和装の開設もありました。勉強になります^^;
この作品が松園の『雪女』。同作は近松門左衛門による浄瑠璃「雪女五枚羽子板」の一場面を題材としたもので、木版画としては知られていたそうですが原版は今回が初公開なんだそうです。松園の作品にこんなのもあるんですね…。
2階にはカフェ「パンとエスプレッソ」さんがあって、大堰川と渡月橋から嵐山まで見渡せます。残念ながら満席だったのでまた今度入りたいと思います。
ギャラリー横の窓からの景色もいいですね…。
帰り道、天竜寺まで"偵察”してみましたが、観光客の方はけっこういらっしゃいましたが、海外からの団体客がほぼいないので、"喧騒”は無かったです。
静けさが戻るのは悪くはないのですが、事情を考えると喜べないですね…。