11月3日文化の日に、京都御所の一般公開に行ってきました。
紫宸殿と南庭を取り囲む回廊には、生け花がありました。月輪未生流,御室流,嵯峨御流の三流派のものがありました。
写真は嵯峨御流のもの。ダイナミックです^^。
6日まで京都府下で開催されていた(という)国民文化祭に合わせて、例年より長く一般公開されているというニュースがテレビで流れていたので、久しぶりに行ってみようと思い立ったのですが、まずは腹ごしらえ。
なんか濃くて辛いものが食べたくなって、三条河原町の韓メシ屋さんでユッケジャンラーメンを食べました。
連れ合いはあっさりと冷麺を注文。汗をかきながら赤いラーメンを食べている前で、とても涼しげそうに食していました^^;
河原町三条から御所までは食後の運動を兼ねて徒歩。ぶらぶらと歩けばたいした距離ではありません。
途中、市役所前でフリーマーケットが開かれていたけど、フリマも国民文化祭の関連イベントなのでしょうか…
それにしても、この国民文化祭とやら、今年で26回目で、国体と同じように各県を巡回しているようですが、今までその存在をまったくと言っていいほど知りませんでした。準備する方々はたいへんだったのでしょうが、正直いってオープニングのパレード以外は恒例行事を並べただけっていう印象でした。
寺町通を丸太町まで上がって、堺町御門から御所に入りました。このあたりはいつもと変わらず、人もまばら。
京都も暖かい日が続いていますが、ところどころ紅葉も…
小さな子供連れの方がお弁当を広げているのを見ると、なんか昔のことをなつかしく思い出します。
建礼門まで歩いて、そこから築地塀に沿って進むと、徐々に人が多くなってきました。
簡単な手荷物検査 (かばんの中を見るだけで、金属探知機のゲートなどはありません) のあと、この「宜秋門」(ぎしゅうもん)から入場です。
中に入ると、参内を許された人用の玄関「御車寄」、それらの控えの間「諸大夫の間」などを外から見ることができます。「諸大夫の間」は格の高さに応じて3部屋あって、高い順に「虎の間」「鶴の間」「桜の間」と呼ばれているそうです。
諸大夫の間(参内者の控えの間) 鶴の間 鶴図
京都御所の多くの建物は19世紀中ごろに再建されたもので、150年前後のものが多いので、それほど古いものではありません。ただ古来よりの宮廷の伝統が反映された建物が多いということなので、細かく見るといろいろと見えてくるのかもしれませんね…
紫宸殿は天皇に拝する朝賀の式や即位礼などの重要な儀式が執り行なわれた最も格式の高い正殿。
大正、昭和天皇の即位礼もここで行なわれそうです。
天皇の御座「高御座(たかみくら)」。 写真の現在のものは、大正天皇即位礼の際に造られたそうで、今上天皇の即位礼の際には、分解してに東京の皇居に運ばれて使用されたそうです。
小御所には人形5体で管絃(かんげん)の様子が再現されていました。
人混みとともに1週して出口へ向かうとおみやげやさんのテントがありました。けっこう売れていたのにびっくり!
帰り道、御所の松の木で、まだ緑色の残る松ぼっくりを見つけました。なかなか可愛い感じでした^^