秋口から昨年はいろいろありました。いちおう喪中ではあるのですが、大みそかの八坂神社のをけら参りには行ってきました。
- 日記
1年最後の締めくくりとして八坂さんの「をけらまいり」は欠かせません。
境内で焚かれた「をけら火」を火縄につけて、おくどさんの種火として雑煮をつくるそうですが、今は火が消えないように火縄をくるくる回すのが目的のようになってしまいました。円山公園への入り口のところには、火縄を消す水入れが置いてあるくらいです。
をけら参りの「をけら」は漢字で書くと「朮」。漢方薬にも使われるキク科の多年生植物。漢方薬にも使われているそうです。また、お正月に飲むお屠蘇(とそ)の原料でもあります。
年末の京都新聞の一面に気になる記事がありました。
をけら参りでこれまでいただけた「をけら酒」が中止になったとの記事。行列の安全確保ができないとの理由だそうですが、このままだと「をけら火」や火縄も、これ以上観光の方が増えれば、いずれなくなってしまうのかもしれません。
僕もここ数年は行列が長くなりすぎて並ぶことは無くなっていました。上の写真は2009年の記事に載せてた写真です。このころは5分ほど並べばいただけてました。そろそろ町全体が観光客の受け入れの限界に近付いているような気がします。実際、京都市の人口は観光客の増加とともに減少傾向になっていて、市内から脱出する人が増えています。この先どうなるのでしょうね…。
毎年いただくお御籤は「吉」でした。今年もぼちぼち頑張りたいと思います。本年もよろしくお願いいたします。