伊豆 その４ 龍宮窟

石廊崎灯台からこの日泊まる下田のホテルまでの途中に何かないかとガイドブックを探したら、龍宮窟というのがあったので行ってみることに。

ここでようやく、このあたりが世界ジオパークに指定されていることを知りました。

石廊崎方面からカーナビに言われるままに向かったのですが、それがすごっく狭い山道。手掘りのような古いトンネルもあってなかなかワイルド。初めての地だとこういう時は心細くなります。

夕方6時前と遅かったためか、有料駐車場のようでしたが誰も人がいらっしゃいませんでした。入口の鳥居をくぐると急な階段があったので、まずは下へ降りてみることに。

下に降りると、こんな光景が目の前に見えました。いわゆる波が崖を削った海食洞ですね。この龍宮窟はおおきな海食洞の天井が一部崩れて天窓が開いている感じで、洞窟の奥から洞の入り口を見ている感じでしょうか…。

天然の”天窓”の下半分くらいは水が無かったのですが、手前にロープが張ってあったので僕たちは入りませんでしたが、中国語を操る若者たちのグループが”天窓”を見上げていました。

再び鳥居の方へ戻ると、伊豆半島ジオパークの説明パネルがありました。こんな感じで海から洞窟が拡がっていって、天井部分が落ちたようです。

天窓の外周を一周できたので歩きましたが、確かに侵食部分がハート形に見えないことはありませんね^^;

そのまま歩いていくと「龍王社」という小さなお社がありました。龍王がこの天窓から飛び立ったということなのでしょうか…。

龍宮窟があるの場所は「田牛」という地名でした。すぐ横の浜は海水浴場で盛夏になれば賑やかなのでしょうね。

この日の宿泊は下田の黒船ホテルさん。この写真は翌朝のドラレコの画像ですが、建物は黒船っぽくはありませんでした^^;　

もう夏休みの混雑が始まっていたのか、下田でのホテルには選択肢があまりなくて、とりあえず素泊まりで確保した宿でしたが、温泉はなかなか良かったです。

かろうじて赤い絨毯には黒船が描かれていました。

山際に増築を重ねられたのでしょう、かなり複雑なつくりで、自分の部屋にたどりつくのにちょっと苦労しました。

ただし眺望はすばらしかったです。目のまえには下田港めぐりの観光船の乗り場がありました。

素泊まりだったので一風呂浴びてから街中の居酒屋さんへ。

普通の居酒屋さんに入ったのですが、魚はなかなか美味しかったです。港町の雰囲気と旅行で上がったテンションがそう感じさせてくれるのかもしれませんけどね…^^;