伊豆 その９ 大室山

城ケ崎海岸からは大室山へ向かいました。恥ずかしながら、この日ガイドブックを見るまで、この山のことは知りませんでした。

現地にあったパンフレットの写真、上の方には遠く富士山が見えています。

パンフレットの中面にはこんな写真がありました。縦の線に見えるのがリフト。麓からリフトに乗って５～6分で火口周縁部に上がって、火口のまわりを散策できます。

Wikipediaなどを見てみると、約4000年前に噴火した火山で、底径1km，麓から300mほどの山体で、すり鉢状の加工は直径250m、深さ40mなんだそうです。

http://omuroyama.com/伊豆高原大室山登山リフトオフィシャルサイト　にはもっと鮮明な画像がありました。

ここに来る前に見た城ヶ崎海岸もこの大室山から流れ出た溶岩によって作られたそうです。

下田で借りたレンタカーでしたが、ドライブレコーダーを付けて走ってました。こんな感じで山体が見えると、ちょっとわくわくします。

リフト乗り場には大きな鳥居。
ここ大室山にも浅間神社があり、祭神のイワナガヒメは富士の浅間大社の祭神コノハナサクヤヒメの姉なのだそうです。でもこの姉妹仲がよくないそうで、大室山で富士山を褒めると良くないことが起こるのだとか…。

駐車場から見上げると緑がきれいでした。奈良の若草山と同じように、毎年2月に野焼きがあるそうです。

リフトに乗って火口へ。

これは下りのときの画像ですが、お天気が良ければもっと気持ちいいでしょうね…。

遊歩道からの景色はちょっと幻想的でした。天城山ｍこちらの方向のようです。

五智如来地蔵尊という五体のお地蔵様がありました。

火口の下はアーチェリー場になっていました。火口に降りていく道の途中に大室山浅間神社がありました。

実は、この日は梅雨末期のすごく微妙なお天気だったのですが、翌朝は少しだけお天気も良さそうに思えたので、朝からもう一度リフトで登りました。ノープラン旅行で、他に思いつかなったというのもありますが^^;

初島が見えました。方角としてはその後ろにぼんやり見えていたのは湘南方面でしょうか。

門脇灯台も見えました。空気が澄んでたら陸地と海の境目もはっきり見えるのでしょうね。

案内看板に横浜が見えるように書いてあったのでコンデジの望遠で狙ってみました。肉眼では厳しかったのですが、中央に見えるのがどうやらランドマークタワーだったようです。左側の細長いのが東京スカイツリーのようです。

お土産に「持ち帰り大室山」を買いました。大室山山頂の改修工事の時に残土として出た火山噴出物（スコリア）を活用して作られたのだとか。大室山は天然記念物に指定されているので、植物や土などを持ち帰ることはできないのですがこれはOK。なかなかかわいい火山くんでした。