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勝ダルマもびっくり!大音響の勝尾寺 [西国三十三ヶ所巡礼]

もう3週前になりますが、正月の5日に、西国第二十一番 菩提山 穴太寺(ぼだいさん あなおうじ)と西国第二十三番 応頂山 勝尾寺(おうちょうざん かつおうじ)に行ってきました。


まずは穴太寺へ。
京都市内から30分ほど走って亀岡のごく平凡な住宅地に穴太寺はありました。

まだお正月休みのところがほとんどの土曜日でしたが、近くの駐車場には車が数台。
すっごくのんびりしていました。


境内にも人は少なく、ゆっくりとお参りすることができました。
なんだか、ゆったりとしていて、心が落ち着きました。



ご朱印

穴太寺でご朱印をいただいたとき、寺務所に地図が貼ってあり、これを見るとここから箕面の勝尾寺まで30km弱。当初は予定していなくって、その場で行ってみることにしました。
恥ずかしながらまったく予備知識のまま、亀岡から箕面へと向かったのでした。


走ること1時間弱。山道を越えてようやく到着。
そろそろこのあたりかなって思ってると、ガードマンが何人も立ってました。
誘導されるままに走ると、立派な立体駐車場に入りました。
あとから知ったことですが、大阪方面の方には有名な初詣ポイントで、付近は大渋滞するそうですね。
この日は5日だったこともあってか、車はスムースに流れていました。

右奥の建物が立体駐車場

駐車場から入り口?に向かって歩くと、境内からお経のような音がガンガン聞こえてきます。
その音で少し思考が乱されたのか、何も考えずに人の流れにそって歩いいました。
入り口は門ではなく、博物館の入り口みたいで、ここで無料で笹をもらいました。
この時点では、笹にいったい何の意味があるのか、よくわかりませんでした。

↑ここで笹をもらいました。

中に入ると、さらに大音量でお経?が聞こえてきました。
すぐに大きな池にかかった橋を渡るのですが、この橋の下からなにやら霧のようなものが出ています。


橋の両側にたった警備員さんが、メガホンスピーカーで繰り返し真ん中を歩いてくださいとか説明しているので、それを聞いてみると、どうやらこの霧はマイナスイオンの霧だそうです。
これで参拝者を癒そうということなのでしょう。
橋を渡ったところの山門?もすっごく立派でした。


参道を進むと、さらに大音量で読経が聞こえてきます。
読経と読経の間に太鼓の音がドン、ドンと入り、聞いているうちになんとも妙な感覚に陥りました。
あまりにも大きな音量なので目をこらすと、参道の両側に10mおきぐらいにスピーカーが置いてありました。
いくつかのタイプがあるようですが、一見してスピーカーとはわからないものです。
おそらく境内中に何十個と配置されているのだと思います。


お経のようなものも、耳が慣れてきたのかだんだん聞き取れるようになりました。
内容は厄除けなどの祈願のようです。
人の名前、年齢、勝ち運とか厄払いとか種類?などを言っていて、その区切りに太鼓がたたかれているようでした。
これも後からわかったのですが、この大音量の祈願?も日に何回か決まっていて、決して一日中じゃないようです。
たまたま行った時がその真っ最中で、その音量に圧倒されてしまったようでした。

人の後をついて階段を上って行くと、紅白幕で囲われた小さなユニットハウスみたいなのが見えました。
この小屋?で、いろいろなお守りをいただくことができて、入り口にもらった笹にくくりつけてもらうわけです。
恵比寿さんみたいな感じです。小屋からは若いきれいな女性が盛んに声をかけてくれます。
結局、健康祈願のお守りを2種買いました。@700円。小屋は全部で7~8棟はありましたから、全部そろえると結構な金額になりますね。
 


このお寺は平安時代には、その祈願力によって朝廷の権力も及ばなかったことから、王に勝つ寺として、勝王寺と清和天皇が号したそうで、その後源氏・足利氏などの時々の覇者が勝ち運を祈ったとのこと。
現在ではスポーツや試験、選挙、商売など勝負の勝運を得られる寺としても有名だそうです。

 


↑冒頭の写真です。

あと境内のいたるところにダルマがあります。不屈の精神「七転び八起き」のシンボルであるダルマを己と見なし、ダルマを授かることで勝ち運をいただき「己の弱さに勝つ!」ということらしいです。(まちがっていたらすみません。)

紅葉がきれいとのことなので、ずいぶん先ですが、秋にまた行ってみたいなと思っています。


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