長沢芦雪展　～miho museum：かずのこのなんやかんや雑感日記：SSブログ

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４月１７日と３０日の２回、miho museum の「長沢芦雪　奇は新なり」に行ってきました。

芦雪は若冲とともに今注目を浴びてますね…。
大胆だけど生き生きとした構図…、あふれんばかりの作家の創造力を感じさせる数々の作品に圧倒されてしまいました。

ただ、この「白象黒牛図屏風」は、４月１０日までの展示だったので、見れませんでした。
絵葉書だけ買ってきましたが…。う～ん残念。

最初に行ったのは４月１７日。ここは枝垂桜でも有名なんで、琵琶湖バレイの続きに観桜にやってきました。もちろん芦雪展も目的です。

観桜のお客さんが多いのでしょう、いつもの駐車場は満車で、少し山を下った臨時駐車場に車を誘導されました。そこからはシャトルバスでレセプション前まで乗せてもらえるので、変に遠い駐車場に停めて歩くよりは楽だったかも…＾＾;

レセプションから美術館への道の両側に枝垂桜が約８０本あります。１７日時点ではまだ咲き始めで。翌週が見ごろかなって感じでした。

数年前にミシュランのフランス人向けの日本観光ガイドブックが刊行された時に、滋賀県で唯一の三ツ星観光地に選ばれたことが話題になりましたが、そのせいか欧州系の外国人の方が多いように思います。

この美術館は「桃源郷」をイメージして造られているそうです。枝垂桜の道の先には、内側の壁が金属でおおわれたトンネルがあり、その中を進みます。中でカーブしていて出口が見えないトンネルを歩くのは不思議な感覚です。トンネルを出ると「桃源郷」、「シャングリラ」の世界へ足を踏み入れることになります。

トンネルの先には橋があります。トンネルの出口からケーブルがあってつり橋のようなのですが、ちょっと変わった構造のようです。

調べると「ケーブルとアーチによる斜張構造部と、アウターケーブルにより床下面を補強された張弦梁部の２つから構成される混合構造」の橋なのだそうです　＾＾；

ここの建物は、ルーヴル美術館の「ガラスのピラミッド」で有名な建築家、イオ・ミン・ペイ氏の設計。

建築容積の8割が地下に埋没しているというこの建物は、周囲の自然景観保全に配慮したものだそうです。

常設展示もおもしろいけど、今回は芦雪展。
3月から6月の会期中の作品の入れ替えがぴんぱんにあるので、見たい作品を見るため結局は2回来ることになりました。

4月30日のお目当ては、このパネルにも使用されている和歌山無量寺の「虎図襖」。

対になる龍図は絵葉書がなかったの虎図の方だけ紹介します。龍図も迫力満点でした。

こうやって拡大してみると、すごく凛々しい顔つきなんですが、生で絵をみると、なんだか可愛くて頼りない印象なんです…。どうしてそんな風に感じるのかはわかりませんが、愛らしく見えました。

これからは新緑の季節。miho museumの季節です。

と、芸術を堪能する前に立ち寄ったのが「藤平」さんの栗東店。大阪のチェーン店ですね。

一昨年くらいに民事再生を申請したことがニュースになっていましたが、無事に再建できたのですね…。

あっさりめの豚骨スープは健在。浪花とんこつとうたってるけれど、熊本ラーメンがルーツ。
以前の味をはっきりと覚えてないので、味が変わったのかどうかはわかりませんが、硬めでオーダーした細めんは、しっかりとしたコシがあって美味しかったです＾＾。

基本形の「藤平ラーメン」スープには木の実スパイスなるマー油状の物が浮いていました。
ニンニクスペシャルというのがあったので気になったのですが、さすがに美術館の前なのでパス＾＾；