外灘

とりあえず上海から帰ってきました。
連日３６度前後の猛暑、最低気温も２９度前後の熱帯夜。
計ったわけではありませんが、テレビやネットで見るとそうなっていて、体感ともあっていました。
ちなみに中国語では｢だいたい｣の意味で、前後、左右、上下の言い方があるようですが、
気温の場合は左右のようで、天気予報は３６度左右、とかそれ以上になりそうだと３６度多なんて書いてありました。

ハイアットの８７階から外灘（ワイタン）を見降ろした次の日の夜、外灘へ行ってみました。
夜にここに来たのは１０年ぶりくらいでしょうか…。時間は夜の１０時半頃でしたが、いっぱいの人。
観光バスもたくさん来ていました。当然、こここから 「上海環球金融中心 （上海ヒルズ）」を見るのも初めて。

以前来たときには、偽ブランド品を売る人から声をかけられたりしましたが、そんなこともなく、
スリなんかは気をつけないといけないのでしょうが、それはどこでも同じことですし、
気温は高いものの川沿いで風もあって、少しの間ですが夜景を楽しむことができました。

川向こうの浦東のビル群を見飽きても、振り向けば中山東一路沿いに歴史的な建物がライトアップされています。
このあたりもずいぶん前に歩いたきりなので、またゆっくりと建物を見ながら歩いてみたいものです。
ただしくそ暑い夏はＮＧですが…



このあたりは港だったところ。ご存知のように1843年のアヘン戦争終結時に結ばれた南京条約により上海港が開港されると、英・仏・米などの列強の租界地が設けられました。
外灘の建築物特に1920年代から30年代にかけて各国商人や金融機関がこぞって建てたもの。
黄浦江を挟んで、新旧の金融センターが向かいあっているという感じでしょうか…

租界は太平洋戦争勃発の1941年にすべて日本が接収し、日本の敗戦とともに中国に戻り、戦後は多くの金融機関は香港へ退避していたわけですが、今の勢いを見ていると、しばらくはここ上海が東アジア最大の金融センターになっていくのは間違いなさそうです。

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暑さは辛い鍋で迎え撃つ。今回も火鍋へ行ってきました。

お店の名前は忘れましたが、上海でも人気の大衆店らしく、店に入ると広い前室で皆さんトランプや将棋をされていました。
番号札を取って、順番が来るまでゲームをしながら、おしゃべりをして待つということのようです。
僕たちは個室が空いていたので、待つことなく夕食にありつけました。

今回は中国人スタッフが食べたいということで、部位はよくわかりませんが、骨付きのお肉を頼みました。
肉を食べるというよりは、出汁をとる感じでしょうか

ただ、一通り煮立ったら、この骨にストローを差し込んで｢髄｣を吸うらしくて、僕も真似しましたが、コラーゲンたっぷり！でした。

最後に麺のパフォーマンスがありました。火鍋のお店ではよくあるパフォーマンスですが、小麦粉のかたまりを伸ばし、半分に折ってはまた伸ばしていきながら、新体操のリボンのように麺が宙でどんどん伸びてゆきます。

ただ、この日は調子に乗りすぎたのか、調子が悪かったのか、空中の麺が頭にひかかってしまいました。
どうするのかと見ていたら、失敗した麺は固まりにしてポケットに。平然と新しい麺を伸ばしはじめました。
｢これを握りつぶすと言う｣との同僚の言葉に一同大爆笑！

６月中旬に行ったときも暑かったけど、その頃は３４度前後、３週間ほど後の今回は３６度前後、と梅雨時にもかかわらず、暑い上海でした。

でもずっと暑い中にいたおかげで、耐性がついて、これから祇園祭の頃にかけてどんどん暑くなる京都の暑さへの準備も万全かも！