エッフェル塔

9月のパリ出張時の”半日観光”の続きです。

オルセー美術館を出た後もまだまだ明るいし、天気は悪かったけど、もうちょっとウロウロしました。

 

オルセー美術館からは再びRERで移動。



Champ de Mars駅で降りるとビラケム橋が見えます。ビラケム橋は二層構造で、下の部分が歩行者、自動車用、上は地下鉄６号線が走ってます。パリのセーヌ川に架かる橋の中でも美しい橋だと思います。

10年ちょっと前に、仕事でこの橋の南の方のホテルに１カ月ほど滞在していたことがあります。そんなこともあって、僕にとってはパリで行動するときの起点ともいうべき場所。あの頃はまだ若かったな…なんて、すっごく懐かしくなりました＾＾；

そして振り向けばエッフェル塔。天気はどんどん悪くなってきたけど、このタワーはいつみても美しいですね…。

エッフェル塔は眺めるだけにして、イエナ橋を渡ってショイヨー宮の方へ行くつもりだったけど、実際に見たら真下に行きたくなって…

 

結局、チケット買って上ることになりました。やっぱりおのぼりさんです＾＾；

何度も上ったエッフェル塔だけど、ブログを書くようになると、いろんなところに目が行くようになっているんですね…。
展望台へ行くエレベーターをパチリ。

東京タワーと同じくエッフェル塔は４本の支柱が支えていますが、東京タワーのエレベーターは塔の真下から展望台にまっすぐに上がっていくのに対して、エッフェル塔の直下は広場になっていてエレベータの設置スペースはありません。ここではエレベーターは支柱に沿って斜めに、角度のきついケーブルカーのように上がっていきます。

このエレベーター、動力は今も水力を利用したものだそうですが、詳しいことは知りません。

二層目の展望台に上がるとシャイヨー宮が見えました。

凱旋門も存在感があります。

２層目の展望台は風が強くて９月というのにとても寒くて、３層目・最上部の展望台へ行くエレベータを並んで待っている間に凍えてしまいそうでした。

ようやくたどり着いたエレベーターホール。寒いところから風の無い暖かく感じるところへたどり着いて、まわりのみなさんも一息ついた感じでした。

そして上の展望台へ。さすがに高いですね…。

最上部の中心部には設計者ギュスターブ・エッフェルのオフィスが再現されていました。エッフェル(奥側)と話しているのはエジソンだとか…。

そしてエッフェルの背後には大正天皇からの勲章状が飾られていました。勲三等だったんだ…

 

しばらく見物した後、エレベータを乗り継いで下界へ。降りたところには昔のエレベーターの運転台？が展示してありました。こういう操作盤、古いケーブルカーの駅とかによく展示していますよね…。だけどやっぱりかっこいいな…

それからシャイヨー宮へ行ったのですが、冒頭の写真のとおり雨模様。



それからメトロに乗って凱旋門を見物して、またメトロでオペラへ行きました。

近くにユニクロができていたりしてビックリすることもあったけど、このあたりは賑やかでいいですね…

ライトアップの写真を取ったり、ちょっと怖いけど夜のモンマルトルへ行ったりしようと思ってたのですが、ときおり強くなる雨と、まだホテルに荷物置いただけで飲料水も買ってないし、翌日は朝から仕事だし、ホテルの近くにあったスーパーが閉まるまでに戻ることにして、ここで半日観光は終了。でも久しぶりにパリの空気が吸えてうれしかったです。次回はプライベートでゆっくりと滞在したいものです。

この下の写真、むか～しむかしにシャイヨー宮で撮った写真です。
はずかしながら左で頭を抱え込んでいるのが僕。１９７８年で１７歳だったと思います。　



そう、僕にとってパリは生まれて初めての外国の街で、それはもう言葉にできないほどの刺激を受けたところでした。

大人になって仕事でもアメリカじゃなくてヨーロッパと関わることを選んできたのも、このときに感じた影響が大きかったように思います。

あの青春の頃に誓ったことは、ほとんど実現できてないですけど…＾＾