伊東からは熱海へ移動して、車を停めたのが「熱海サンビーチ」の前の駐車場。
尾崎紅葉の小説『金色夜叉』の中の「来年の今月今夜のこの月を、僕の涙で曇らせてみせる」で有名なシーンを再現した像。全体のストーリーがどんなだったかは忘れてしまいましたが、明治30年から読売新聞で連載された小説ということなので、いわゆる「メロドラマ」として人気だったのかもしれません。
駐車場のすぐ横が熱海サンビーチ。台風が接近していた時だと思うのですが波も穏やか。もう夕方だの時間帯だったとはずですが、まだまだたくさんの人で賑わっていました。
海パンを持って行ってたら、確実に泳いでただろうな…。
本気で水着を持ってこなかったのを悔いたのでした^^;
駐車場から熱海の温泉街というかホテル街を見ると、改装中のビルもあったりして、以前、たまに来た時に感じていた、廃れゆく昭和の温泉というイメージからは脱したようですね。
湯河原まで続く”ビーチライン”。青空だったら気持ちのいいドライブができそうです。
南の方には熱海城が見えました。歴史的に実在した城ではないそうですが、熱海を見下ろす絶好の地に建てられているように見えるので、なにか云われがあるのかと思っていました。
3泊4日のレンタカーの旅でしたが、車は3日目の夕方に熱海駅前で返却。熱海のホテルには駅前からの送迎バスを利用しました。
この日の宿は「水葉亭」さん。大江戸温泉の傘下にはいったようですが、何年前にはいろいろ話題になったところです。
ここも来る直前にようやく見つかった宿。いい部屋が残っているはずもなく、期待もしてませんでしたが、やはり窓の外は斜面の木々で見晴らしはよくありませんでした。
でも窓に近付くと、正面以外はきれいに海が見えたので、コスパを考えると不満はありませんでした。上の階の方だとすばらしい眺めなんでしょう。
翌朝、窓からの景色は青空で本格的な夏到来って感じでした。今年も行きたいな…