釘抜地蔵 [京都]
2月2日、前々回にご紹介した千本閻魔堂から、すぐ近くの釘抜地蔵さんの節分会に行きました。
本堂の前に大きな釘抜きの像があります。釘抜きのこの形、子供の頃は家にもありましたが、最近は釘抜きといえばテコで抜くものになってあまり見かけなくなりました。
ここ釘抜地蔵さんのあるお寺の名前は石像寺(しゃくぞうじ)。弘法大師が810年に開創されたそうです。もちろん本尊は地蔵菩薩です。
釘抜き地蔵のいわれは室町時代のことだそうですが、ある大商人が両手の痛みに悩まされ、その痛みを治そうといろいろと試したものの快方に向かわず、そこで苦しみ抜いてくれると評判であったここのお地蔵様に7日続けて願掛けに訪れたところ、7日目の夜に夢の中にお地蔵様が現れて、「この痛みは、お前が前世でわら人形に釘を打人を呪った報いだ…」と手の中に刺さっていた2本の恨みの釘を抜いて見せました。
朝になって目覚めると両手の痛みが治まっていたので、不思議に思って石像寺に行ってみると、お地蔵像様の前に血のついた2本の釘があって、つまりそれは夢の中でお地蔵様が抜いてくれた釘だっと…。その大商人はお地蔵様に100日間お礼参りをしたとか。そしてその後、人々から「釘抜地蔵」と呼ばれるようになったといいます。
h
それ以来、体だけでなく、心の痛みも含めて、その治癒に願をかける人が絶えず訪れるようになったそうです。
そして願が叶い苦しみがなくなった人は、2本の八寸釘と釘抜を貼り付けた絵馬を奉納することになったそうです。
境内のいたるところにこの絵馬がぎっしりとかけられていますが、特に本堂はほぼ絵馬で覆われている感じです。
一通り参拝を終えて境内を見ると大きなコンロに火が見えました。 節分会のふるまいの石焼き芋が焼かれていて、ほかほかの芋をいただくことができました。
小ぶりのお芋でしたが色も濃いし、甘くて美味しかったです。やっぱり石焼きはいいですね。
石焼き芋をいただいたら急にお腹が空いてきました。時計をみたらお昼をだいぶ過ぎてたので、車で佛教大の近くのタンポポへ。
このブログにも何度も書いていますが、時々訪れるお気に入りのラーメン屋さんです。
カウンターと座敷。ほか弁も愛妻弁当も持ち込み歓迎という貼り紙がある店内は昭和の風情。
赤いのは唐辛子ですが、見た目ほど辛くはありません。
相方は以前から気になっていたというミニチャーシュー丼をセットで注文。柔らかいチャーシューが美味しいんです!
鶏がら豚骨醤油のスープは濃厚。白飯もすすむ濃い味です。麺は少し柔らかめなので、中細ストレートの麺は硬めで注文してちょうどくらいかな…。
濃いめのスープお好きなラーメンファンにはお奨めです^^
本堂はそんな風になってしまっているのですね、驚きです。
タンポポさん、持ち込みOKなんですか。寛容ですね。
おにぎりでも持って行こうかな♪(^_^ゞ
by 路渡カッパ (2015-02-07 23:12)
お早うございます。
釘抜き地蔵のいわれがよく分かりました(_ _)
by yakko (2015-02-08 08:25)
閻魔大王が、嘘つきの舌を抜いたような釘抜きですね^^;)
「タンポポ」は、伊丹十三さんの映画から名付けられたのかな?
by 風来鶏 (2015-02-08 16:05)
石焼き芋美味しそうですね。
by JUNKO (2015-02-08 19:42)
こんばんは!
すごく美味しそうなお芋ですね(^^)
by ちゅんちゅんちゅん (2015-02-08 20:01)
くぎ抜きをあしらったデザイン、とても洗練されていますね。写真を拝見して、とっても行ってみたくなりました。
by 駅員3 (2015-02-09 08:00)
唐辛子のラーメン食べてみたいです~♪
by てんてん (2015-02-09 20:25)
お芋も ラーメンも美味しそう。
by tasuchan (2015-02-12 17:05)