山種美術館 ゆかいな若冲 めでたい大観 [日記]
1月29日の金曜日、東京出張の際に山種美術館へ…。 この日は夜から雪の予報もあり、東京での会合は早めに終了したのですが、それをいいことに気になってた美術展を見に行ってきました。
恵比寿駅前に恵比寿像があるんですね。恵比寿ビールの工場の出荷用の貨物駅だったからそのまま駅名になったと聞いたことはありましたが、駅名→地名の流れでこの地に恵比寿さまも祀られたのでしょうか…。
そんなことはともかく、冷たい雨の中を山種美術館へ向かいました。
山種美術館は山種証券とその創業者の山崎種二のコレクションを管理する山種美術財団によって設けられた美術館。1966年(昭和41年)に日本橋兜町で開館し、仮移転を経て2009年(平成21年)10月にここ渋谷区広尾に移ってきたといいますから、今年開館50周年を迎えるということになります。
「ゆかいな若冲・めでたい大観」と銘打たれた本展は、『新春にふさわしく、幸福への願いが込められためでたい主題や、思わず笑みがこぼれる楽しいモティーフを集めた展覧会』ということで、チケットもなんだか楽しそうな雰囲気。
1階でチケットを購入して、ロッカーに無粋な仕事用の鞄を置いて、地下の展示室へ…。
2009年に新築されたということで、まだまだ新しくてきれいな美術館。
この階段を下りていく間に期待が膨らんできました。
階段を下りたところに「山種美術館」の表札?がありました。後で聞くと、これが山種美術館のロゴマークなんだとか…。日本画家、安田靫彦(1884-1978)が揮毫(きごう)したものだそうです。とても雰囲気のある文字だと思って写真を撮ったのですが、ほんとうに雰囲気のある文字だと思います。
展示室への入口は金属製の自動ドア。真ん中の窓からポスターが見えました。
写真はここまでですが、展示を見ながら感じたのは照明がすごくいいこと。うまく書き表せませんが、とても自然な感じの照明で、絵を見ていて邪魔になりません。落ち着いた床や壁面と相まって、本当に素敵な空間でした。
若冲の作品が10点以上ありました。山種美術館の所蔵品は明治以降の日本画が中心だということですので、江戸期の作品は所蔵品では無いんだと思います。所蔵品はその旨が明記されていたのですが、若冲を含め江戸期の作品のほとんどが所蔵が明示されていませんでしたので、そのほとんどが個人蔵のものということなのでしょうか。
展示会は一応2部構成になっていますが、そのコーナータイトルを見ているだけで、何となくめでたい気分になってきました。
1.愛でたい、めでたい、HAPPYな日本美術―鶴亀・松竹梅・福神・聖地・吉祥―
長寿のシンボル―鶴と亀
縁起物のマルチプレーヤー―松竹梅
幸運をもたらす神―七福神
聖なる山―蓬莱山と富士山
くらしに息づく吉祥
生きものにこめられた吉祥
新春を寿ぐ―愛されキャラクター・干支の動物
2.HAPPYになる絵画―笑い・ユーモア・幸せな情景―
笑い・ユーモア
幸福な情景
若冲以外にも柴田是真の「円窓鐘馗」(左)とか、河鍋暁斎の「五月幟図」(右)とか、興味深い作品がたくさんあったので、珍しく図録を買って、帰りの新幹線でビールも飲まずに解説を読んでしまいました^^;
また機会があれば、この美術館を訪ねてみたいと思います。
静岡県立美術館で、個人所有の若冲の掛け軸を観たことがあります(^_^)v
私も一幅欲しいですが、お値段がお値段なので、図録で我慢しましょう(^^;;
by 風来鶏 (2016-02-20 11:40)
恵比寿駅前に、恵比寿像があるんですねぇ。そして山種美術館って
恵比寿にあるんですねぇ。今度行ってみようかなぁ。
by ラブ (2016-02-20 12:46)
|。・ω・|ノ コンバンワ☆ 大変ご無沙汰いたしましたが
また宜しくお願いします。"○TLペコッ
by チョコシナモン (2016-02-21 22:27)
伊藤若冲、一度見てみたいんですよねー。
いつか行けるかな・・・
by ikuko (2016-02-23 12:49)