月岡芳年展 [日記]
美術館「えき」KYOTOで開催されていた『芳年 激動の時代を生きた鬼才浮世絵師』のお話です。
気にはなっていたのですが、ようやく見に行ったのは4月22日。最終日前日のことでした。
月岡芳年は「最後の浮世絵師」と呼ばれ、幕末から明治にかけての浮世絵師。西欧化が進む明治の初め頃の浮世絵師はどんな状況に置かれていたのか、あまり考えたことがなかったので興味がありました。
一魅随筆西塔ノ鬼若丸 1872-73年(明治5-6年)
一魅随筆西塔ノ鬼若丸 1872-73年(明治5-6年)
師は歌川国芳でその構図などは師を彷彿させる作品が多数あります。さまざなまジャンル、歴史絵、美人画、役者絵、風俗画、古典画、合戦絵などの作品を本展で見ることができました。
美勇水滸伝高木午之助 1866年 慶応2年
それだけではなく、月岡芳年は「衝撃的な酸鼻を極める無惨絵の描き手としても知られており、今回の展示にもそういったグロテスクな絵がありました。「血まみれ芳年」とも呼ばれていますね…。このブログにアップできるような絵ではありませんが^^;
義経記五條橋之図 1881年(明治14年)
ただ、江戸時代以降の日本の美意識といえば、わびさび、幽玄、粋といったものに焦点があたりがちですが、一方で「無惨絵」のようなグロテスクで激しい芸術もあったことも事実。私たちの文化史を考えるときには目をそらしてはいけないのかもしれません。
魁題百撰相駒木根八兵衛 1868年 明治元年
幅広いの芳年のジャンルの中でも、無残絵は芥川龍之介、谷崎潤一郎、三島由紀夫、江戸川乱歩らの近現代作家の創作活動に強烈な刺激を与えたそうです。このあたりは僕ももう少し深く知りたいと思っています。
月岡芳年展を見た後にヨドバシカメラに向かったら、京都タワービルのお店がリニューアルされていました。
中でも地下一階は昼間から飲める?ちょっと雰囲気のあるフードコートみたいになっています。
手頃なセットメニューも多いので便利そう。「京都を味わう食べ歩きが楽しいフードホール」がテーマだそうです。
この日は4月22日でしたが、その後ちょくちょく利用しています。19店舗で23時まで営業。
最近、観光の方が増えたためだと思いますが、京都駅周辺でいつでも座れて、気軽に軽~く飲めるところが少なくなってました。
まだ数回しか立ち寄っていませんが、ここは約400席あるそうなので、夜に行っても座れなかったことはありません。
駅からすぐなので何かと便利な感じ… 京都にお越しの際は一度のぞいてみてください^^。
タワービル 地下一階 いいですね.
きっと行きます.カウンターが良いな.
by ararat (2017-05-26 07:48)
気楽にちょっと寄れると所〜
いいですね〜
餃子にビール!最高〜〜♪^^
by hatumi30331 (2017-05-26 08:22)
歴史のある街ではいろいろな催しを楽しめますね。蝦夷地はそういうことがありません。
by JUNKO (2017-05-26 15:57)
血まみれなのも、そうでないのも構図が
大胆で凄い芳年さん、漫画・劇画に繋がる
系譜もありそうで面白そうですね!
見てみたいです。
by うっかりくま (2017-05-26 21:55)