ヴェッキオ橋 [日記]
ウフィツィ美術館の出口からアルノ川沿いに出ると、ヴェッキオ橋が見えました。なぜか35年前に来た時の映像がフラッシュバックしました。何が印象的だったのかな…
ヴェッキオ橋といえば、映画『インフェルノ』でラングドン教授が疾走した「ヴァザーリの回廊」を思い出します。今のウフィツィ美術館からヴェッキオ橋を渡ってピッティ宮殿まで続くという回廊。
メディチ家の居所であったピッティ宮殿から、ウフィツィ(イタリア語でオフィスの意)までのメディチ家用の1kmにもおよぶ専用通路だったとか。
橋の上に建物が並んでいるのもすごいけど、その上に回廊まである橋なんて、そうそうはありませんよね。
美術館とは反対側から見るとよくわかりますが、3つのアーチで構成される美しい橋の上に3階建てのアパートが並並んでいて、その1階が店舗になっているようです。
橋の上の通路の両側には貴金属を扱うお店が並んでいます。35年前もそうでしたし、逆にこのことしか印象に残ってませんでした。
大戦末期の1944年にドイツ軍がフィレンツェから撤退する際、ヴェッキオ橋だけは破壊を免れたそうです。歴史的価値に対するリスペクトがあったということなのでしょうね。
それにしてもどうしてこんな橋の上に貴金属店が軒を連ねることになったのかは、どこにも説明がありませんでしのでわかりませんが、どうしてなんでしょうね。逃げにくいから強盗が近寄らないのでしょうか…。
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