霧 [日記]
日曜日の朝、霧が出ていました。
そういえば、子供のころは霧の日がもっと多かったように思います。
少し調べてみると、京都市では10年平均値で1960年代には年間27日も霧が出ていたようですが、同1970年代が4日、1980年代が2日、1990年代が1日と、どんどん霧の日が減ってきています。
京都も盆地なので、いわゆる盆地霧になるわけですが、都市化の影響で地表面から供給される水分量の減少や最低気温の上昇などが考えられるといいます。(写真は同日の山科盆地のものです。)
気象庁の年間霧日数というグラフがありました。やはり1960年代半ばから、急激に霧の日が減っているのがわかります。1940年代~50年代が低いのは、大阪の工業地帯が焼け野原になってPM2.5のような物質が京都盆地に流れ込まなくなったからだという説もありましたが、いずれにしてもここ30年ほどで霧が珍しいものになりました。
統計期間は1931年から2019年まで。棒グラフ(緑)は毎年の値、折れ線(青)は5年移動平均値、直線(赤)は長期変化傾向
最低気温の上昇は紅葉にも影響があるようで、夜の気温が高いと昼間に作られた糖分が葉の呼吸のために使われてしまい赤みが弱まるのだとか。京都市の11月の寒暖差(日較差平均)は、戦前は11~12度程度だったが現在は9・2度に小さくなったそうです。
また夏の猛暑や秋の少雨、都市化による湿度の低下で、紅葉前に枯れたようになると紅葉も鮮やかさを失います。
以前の紅葉はもっと鮮やかできれいだったと思うのは、思い込みとかではなく、正しい感覚なのかもしれません。
以前の紅葉はもっと鮮やかできれいだったと思うのは、思い込みとかではなく、正しい感覚なのかもしれません。
ムードがありますね。
by JUNKO (2020-11-10 14:50)
数年前、羽田空港に霧が発生して、沖縄から帰れなくなりそうになった経験が(結局は帰れたけど)!
by トモミ (2020-11-13 13:41)