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呉橋 [日記]

宇佐神宮境内の西側には、唐破風の檜皮葺き屋根に覆われた朱塗りの橋がありました。こうした屋根付の橋は日本ではあまり見ませんね。案内図を見ると西参道と書かれていますが、かつてはここが表参道で、今も臨時奉幣祭(勅祭)の時には扉が開かれ、勅使がこの橋を渡るそうです。かつては橋を渡った先は神宮寺である「弥勒寺」があったそうですが、明治の廃仏毀釈で取り壊されてしまったそうです。

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呉橋の横には誰もが自由に渡れる橋が架けられており、その名は「神橋」というそうです。近くに鯉のえさ(100円)が売られていましたが、冬で川に水はほとんど無く、鯉の姿もありませんでした。PXL_20240108_052512584.jpg

かつての表参道は勅使街道とも呼ばれ、中津市の薦神社から一直線で結ばれていたのだとか。このあたりは太古にはとても大切な場所だったのでしょうね…。ふと小学生の頃に読んだ、高木彬光さんの『邪馬台国の秘密』で邪馬台国宇佐神宮説を思い出しました。

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帰りに宇佐神宮の門前町だけで売られているという宇佐飴を買って帰りました。麦芽ともち米だけで作られた水飴を大鍋で温め、少し冷ましてから色が白くなるまで練り上げて成形した、とてもシンプルな製法で作られた飴。

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宇佐飴と呼ばれる以前は御乳飴と呼ばれていたそうです。このパッケージにも「八幡様のお乳飴」と記されていますが、御乳飴とは神功皇后が応神天皇を育てる際に母乳の代わりに与えたのだとか。飴というよりどちらかというとキャラメルのような食感でしたが、美味しくいただきました。

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AKAZUKIN

宇佐飴おパッケージがレトロで素敵です。
昔から変わらないのかな。。。
by AKAZUKIN (2024-03-01 12:30) 

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