伏見稲荷 [日記]
1月7日の日曜日に伏見稲荷に初詣に行ってきました。昨年2月の初午大祭以来の約1年ぶりです。
お稲荷さんの狛狐が咥えているのは、稲穂、巻物、鍵、玉の4種類。稲穂は五穀豊穣、巻物は知恵を連想させるのですが、鍵や玉はなにを表しているのでしょう…。
それはともかく7日だというのに参道は大混雑。
伏見稲荷といえば、子供の頃から”すずめやうずらの丸焼き”という印象が強いのですが、今でも何件かで売られています。
諸説あるようですが、もともと五穀豊穣の神様である伏見稲荷において、その五穀を食べる雀を退治するとか見せしめにするとかというのが雀食の起源だとか。ここで売られている雀は中国からの輸入が難しくなって以来、国産に回帰したということですが、猟をする人も減っているのか、いまでは量の確保が難しいとか。
雀食が地域の食となっているわけではないで、猟をする人がもっと減ればお稲荷さんのこの風景も無くなるかもしれませんね。
そんな無駄話をしつつ、楼門から本殿へお詣り。
本殿にお詣りした後は千本鳥居をくぐりながら山上へ。昔から初詣客数の全国トップ5に入っていた伏見稲荷なので、これくらいの毎年これくらいの人はいたと思いますが、昔と違うのは外国の方の多さでしょうか。
奥社の奥のおもかる石にも順番待ちの長い列ができていました。
奥社、熊鷹社と進むにつれて、山上を目指す人も少なくなりました。
朝はよく晴れていたのにだんだん雲が多くなってきたのですが、四ツ辻の手前の開けたところからは大阪のビル群が見えていました。
うっすらとですが、中央にハルカスが見えています。
やがて四ツ辻に到着。西村和彦氏の実家のお店あたりはたくさんの方が休憩されていました。お正月は儲かるだろうな…
四ツ辻からの展望は京都盆地の南側がよく見えます。
少し前の方に出ると愛宕山まで見えます。夜になると逆に近鉄の高架からはここ四ツ辻の灯りも良く見えます。 この日はここまでとして下山しました。
さて最初の話に戻りますが、伏見稲荷大社には玉鍵信仰があるとの説があります。「玉は稲荷神の霊徳の象徴で、鍵はその御霊を身につけようとする願望である」とか「この玉と鍵は、陽と陰、天と地を示すもので、萬物は、この二つの働きによって、生成し化育する理を表している」などとネットには書かれていますが、稲穂、巻物、鍵、玉などを咥えた狐が現れるのは江戸時代以降とのことですし、少なくとも古代からの稲荷信仰の中核をなすものではないように思います。
ただ、お稲荷さんが火に関わる職業の人たちに、防火・防災の神としてあがめられていて、火を扱う花火屋さんがお稲荷さんを信仰していたことから花火屋さんの屋号として玉屋と鍵屋が使われて、今でも打ち上げ花火が上がると「たまや〜」「かぎや〜」とかけ声がかけられているという話には納得です。
「いなほや~、まきものや~」だと、語呂も良くないですしね^^;
7日とは思えないほどの混雑ぶりですね。
海外の人にも人気のスポットなので納得はできますが。
by kou (2018-01-10 21:46)
「たまや」「かぎや」にそんな由来があったとは!!!面白いです。狐さんが咥えているのは、何を開ける鍵なのでしょうね〜。
by stellaria (2018-01-11 13:11)
さすが伏見稲荷!
ごった返してますね。^^
by hatumi30331 (2018-01-11 14:38)
へー、伏見稲荷って、ウズラとかが、へぇ〜
今度行ったら、食べてみます ^^
by おじゃまま (2018-01-11 16:25)
姿の良い狛狐ですね。
by JUNKO (2018-01-11 20:08)