六地蔵参り [日記]
毎年恒例の六地蔵参りの一つ、山科・四宮の徳林庵へ。夜になって雨が降ったりやんだりになったので、急ぎ足でお参りだけ行ってきました。
六地蔵参りは、京都の出入り口六ヶ所に祀られた地蔵菩薩を巡拝する行事。ここはそのうちの一つです。
もともとは小野篁公により852年に作られたお地蔵さんだといいます。最初は現在の伏見区・六地蔵(京アニの近く…)の地にあったものを後白河天皇が、平清盛、西光法師に命じ、街道の出入口6箇所に一体ずつ分置されたとか。
夕方からいつも狭い旧東海道を人が埋め尽くすのですが、雨が降ってきたせいか、僕が行った10時頃には例年の混雑はどこへやら、普通にあるける状態になっていました。
うっすらとお顔が見えているのが、お地蔵様。
この写真は何年か前に撮影したお顔。やさしい表情です。
この写真は何年か前に撮影したお顔。やさしい表情です。
東海道に面したところには飛脚や馬が飲んだだろう江戸時代?の井戸が今も残っていて、日本通運さんのロゴとなった丸に通の字が刻印されています。
子供の頃はこの六地蔵巡りが楽しみでもあり、夏休みの終わりがせまってきたことを告げる、ちょっと寂しさを感じるイベントでもありました。子供たちを見ていると、遠い昔のことがよみがえってきました^^;
いい雰囲気ですね。こちらでは味わえない情緒です。
by JUNKO (2019-08-23 13:49)