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青柳家の屋敷 [日記]

元和6年(1620年)に芦名義勝によって開かれたという角館。その家臣として青柳家も角館に入ったということで、この青柳家のお屋敷は400年余の歴史を有するということになります。

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この写真の門は薬医門というもの。薬医門を調べてみると、”親柱の後ろに2本の控柱を立て,切妻の屋根をかけた門” なのだそうですが、これは上級武士にしか許されない格式の高いものだったということです。

まずは母屋から見学。この建物は約200年前の建築当時の姿を保っていると聞きました。

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母屋の隣には武器蔵があり、青柳家に伝わる鎧・兜などの武具などが展示されていました。

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「刀」と「片刃槍」を実際に手に取ることができるコーナーがあって、その重さを実感することができます。

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次の建物は「解体新書記念館」。いきなり『解体新書』が出てくるのは何なのだろうと思ってら、『解体新書』に掲載された日本初の人体解剖図を描いた画家が、青柳家と姻戚関係にあった角館の小田野直武という武士だったとのこと。ここは昔の暮らしぶりや武具を展示する単なる武家屋敷ではない感じがしてきました。

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敷地は3000坪あるそうで、建物と建物の間は外を歩きます。雨はやんでましたが、お天気がよければ気持ちいい空間なのでしょうね。

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次は秋田郷土館。頑丈な造りの旧家を移築し、農村の暮らしぶりを伝える農具などが展示されていました。これらの農具を武家である青柳家が使っていたのか、単に展示品として集められたものなのかはわかりませんでした。

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外には唐箕(とうみ)が置いてありました。風力で米を籾殻と玄米に選別するための道具ですね。

”時代体験庵”では、兜をかぶったり、籠をかついだりを体験できます。あるようでない展示ですね。

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明治期の当主のコレクションを中心に時計、蓄音機、カメラのアンティークが展示された ”ハイカラ館” も、ゆっくり見ればここだけでも相当時間がかかりそうでした。

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”武家屋敷” にとどまらず、解体新書に農具、アンティークまで、いろいろと楽しめる内容でした。観光案内所の方が薦められたのにも納得ですが、ちょっと情報過多気味で消化しきれないところもあったかな…

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Inatimy

写真にあるいろんなものに惹かれます。
じっくり時間をかけて見たくなるところですね^^。
by Inatimy (2024-03-22 18:44) 

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